2026年07月08日(水)

コラム・エッセイ

第二十七手「周南市の囲碁人口の推移①」

「碁」for it 小野慎吾

 私自身は、4歳の頃から囲碁を初めてから周南市で囲碁の練習を18歳までしました。今回は、その中で私が感じた周南市内での囲碁情勢、周りの諸先輩方からお聞きした事を含めてご紹介致します。

 4歳に通い始めた頃は、旧徳山市時代で同市の教室に通っていました。その頃はPH通りに碁盤が彫られた休憩用の石ベンチが複数個設置されている状況でした。子ども時代に付近を歩いた際にそこで休憩をしながら囲碁をした記憶は今でも鮮明に覚えています。今考えるとそれは囲碁好きにとっては凄い事で、旧徳山市時代は囲碁愛好家が多くいた事を感じさせられます。

 また、同時代には旧徳山夏祭り内でのイベントで、スクランブル交差点前の路上に碁盤を30面並べて沢山の囲碁愛好家が囲碁を打つというイベントを毎年していた記憶があります。その頃の囲碁熱は凄まじかった事が伺えます。

 では続いては実際に、囲碁愛好家が毎日通う「碁会所」がどのように盛況だったかを紹介します。私自身、現在は光栄な事に「徳山中央棋院」の席亭をしておりますが、中学生から高校卒業まで、週に2回以上は同所に通っていました。

 日曜日には「日曜碁会」という大会が開かれており、囲碁愛好家の研さんの場として多くの人が来られていました。平均人数でいうと40人以上おり、なかなか対戦できないお相手の方も多くいた事を覚えています。前席亭の宇野さんにお聞きしたところ、平日でも20人以上の利用者がいて大盛況だったという事でした。

 歳の暮れには「忘年碁会」という大会もあり、そちらの方には80人以上の毎年参加者がいた事を覚えています。囲碁のプロの先生もお見えになられる事もあられ、故山田多喜三プロには高校生時代の頃は、多くの技術、囲碁への心構えを教えて頂きました。高校生の若造ではありましたが、土日などは県内のお医者さんが集まる囲碁の研究会なども山田先生に口を利いて頂き、参加をしておりました。大変強い人ばかりで様々な経験が出来た事を今でもうれしく思います。

 現在の集客数でいうと、「日曜碁会」は平均14人程度でピーク時と比べれば3分の1以下となっています。平日は5~6人の方しかおられず、お世辞にも盛り上がっているとは言えません。この原因は、単純に20~50歳代で碁会所に通われる人がほぼ皆無であるためです。昔は、10~80代まで各年代の方が多くおられましたが、現状は60歳以上の方のご利用が9割以上です。

 それでも昔と違うのは、今は「初心者」の方が多く通って頂けるようになりました。誰でも通える「碁会所」を目標として皆さんの橋渡しを担っていけたらと思っています。

 初心忘れずに「碁」for it(頑張る)!

小学生・一般 将棋県代表対決(将棋をするスペースもあります。)

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