コラム・エッセイ
第四十八手 「2022年の囲碁県大会予定②」
「碁」for it 小野慎吾前回は年齢制限なく出場できる山口県内の大会についてご案内しましたが、今回は対象を学生に絞った大会についてご説明します。
まずは4月に「祐徳本因坊戦」があります。小学生・中学生の中から各1人の県代表者を選出します。県代表者は6月頃に祐徳稲荷神社(佐賀県・鹿嶋市)で九州7県と沖縄県・山口県を足した9県で行われる大会に出場します。優勝した県は次年度の同大会にてシード選手の枠が1人増えるため、県代表になった選手の優勝が期待される大会です。
6月には「全国高校囲碁選手権大会」が行われます。その名の通り、高校生を対象とし、高校生にとっては最大の大会です。県代表者を男性2人、女性1人を選出します。また学校別の3人1組の団体戦も行われます。男女別に優勝校1校を選出します。選出された個人・高校は毎年8月に東京・市ヶ谷で行われる全国大会に出場します。個人でも1位、高校でも1位といった選手が出るのが珍しくない大会です。
7月には「文部科学大臣杯 少年少女囲碁大会」が行われます。小・中学生を対象とし、小・中学生にとっては最大の大会です。県代表者を小・中学生各2人を選出し、並行して段級位認定大会も行います。毎年60人近い参加者がある人気の大会でもあります。
右記大会と同じく、毎年8月に同場所で行われる全国大会に出場します。あの井山裕太(国民栄誉賞)さんも小学生の時に出場し、小2・3年生で全国大会連覇を果たし、囲碁のプロの世界へと進みました。小学2年生での優勝は最年少記録タイとして残る偉業です。
この大会の優勝者の大半がプロの道へ進むため、プロへの登竜門と言われています。同時期には「文部科学大臣杯 小・中学校囲碁団体戦」も行われます。
同小学校・中学校にて3人1組で団体戦を行う方式です。高校にもなれば囲碁部というのはあっても珍しくありませんが、山口県内の小・中学校で囲碁部があるというのは聞いた事がありません。そのため出場選手を探すだけでも大変な大会です。山口県で言えば中学校で団体戦を組める事は稀で全国大会を欠場も珍しくありません。
最後に11月頃に行われるのが「くらしき吉備真備杯こども棋聖戦」です。これは小学生のみを対象とした大会で、小学生の低学年(1〜3年)と高学年(4〜6年)で分けて各1名の県代表者を選出します。毎年12月に岡山県倉敷市で全国大会が行われます。
全国優勝した選手は、井山裕太・現棋聖と打てるチャンスがあるため大変栄誉な事です。井山裕太さんが毎年現地に出向き、子ども達と交流をして下さるという非常に有意義な大会です。
筆者が子どもの頃は「少年少女囲碁大会」の1つしか大会がなかったため、負けたら1年悔しい思いをしなければなりませんでした。今は多いですが、逆に悔しい思いが多くなる?可能性もあるため、どちらが得かは人によるかも知れませんね…。
大会運営も「碁」for it(頑張る)!
アマチュア囲碁大会年間スケジュール(案)
