コラム・エッセイ
第五十六手「囲碁の大会運営①」
「碁」for it 小野慎吾囲碁のアマチュア大会については、過去のコラムでも紹介した事がありますが、ありがたいことに新聞社が協賛していただいているケースが一番多いです。大会運営については、アマチュアの有志が集まる「支部」で開くのが一般的です。筆者の近辺は「徳山支部」となり、有志は10人前後います。
まずは最初に大会を開く「会場」を探して確保しなければなりません。たいていの場合は「碁会所」を借りますが、地域によっては公民館等の公共施設を利用する場合もあります。大会は地区予選を開き、そこを通過した選手は県大会へ出場となります。参加人数が多い地区に対して多くの枠抜け数が用意されているため、大会の周知が一番重要です。このあたり一帯は「周南」地区となり、周南地区の枠抜け数は2〜4名と大会によって違います。
場所を確保した後には、その大会に多くの人が集うように告知をしなければなりません。周南地区で大会に出場する選手の平均年齢層は約70歳前後です。電話を持たれていない方が大多数のため、ハガキで告知をする事が一番多いです。
ここ数年はコロナ禍により大会自体が開かれていませんでしたが、ごくまれに大会が開けた場合でも参加人数は10人を切ることは珍しくありませんでした。コロナ禍の場合、ハガキなどで告知をした後に、大会の中止が決まるケースも珍しくなく、その場合、大会の中止連絡のハガキもお送りしますが、参加選手が大会に来られてご足労をお掛けすることもありました。そのためハガキを出すタイミングも非常に難しく感じました。
今年に入り、多くの大会は復活を遂げました。コロナとうまく共存できる世界が見えてきたためか、20人近い参加をいただいています。交流も兼ねて大会に出られる方も多くおられます。ですが新規の選手はほぼおらず、既存の選手が多いため、新規選手にどうやって告知をしていくかが大会の今後の課題と言えるでしょう。
現状、大会を開いた際に今後大会があった場合にハガキなどで告知をさせていただいても良いでしょうかという許可を得て、各選手にお送りさせていただいています。
平均年齢層が大変高く、10代の参加選手というのは各大会に1人いればいい方です。子ども世代にとっても有意義である大会を開かなければならないと思っています。
「大会に出場していた選手」から「大会を運営する側」になったことは時の流れを感じます。実際に運営する側になり、先人の方々の苦労等もよくわかるようになりました(笑)
今回は大会を開く前までの大会運営について紹介しました。次回は当日の実際の運営について紹介したいと思っています。
先人たちに続けるように「碁」for it(頑張る)!
文部科学大臣杯少年少女山口県大会(案内文)
※子ども達の参加をお待ちしてます。
