2026年10月09日(金)

コラム・エッセイ

第七十六手 「アメリカでの囲碁(2023年)②」

「碁」for it 小野慎吾

 前回は、アメリカ・シアトルの囲碁友達クリス・スクリブナーさんとの現在までの交流を紹介しました。日々のやり取りでクリスさんの夢を聞かせて貰う機会がありました。

 クリスさんは、シアトルのGoogle社でSEとして働いていらっしゃいます。以前、3人のお子様はお父さんと同じGoogle社で働くのが夢だと教えてくれました。父親としてのクリスさんを尊敬しているのが伝わり、心温まるエピソードとして覚えています。

 そんな彼の今の夢を原文のまま「英語」(和訳)で紹介したいと思います。

 クリスさん「I have been thinking about teaching go to schools after retire」(定年退職後は囲碁の指導を考えています。)私と彼は今年40歳を迎える歳のため、筆者は「it’s still far away」(まだまだ遠いよ)と返信しました。

 クリスさんから「I am planning to retire in 15years if everything goes well」(順調に行けば15年で定年退職する予定です。)と返信が来ました。クリスさんの夢を垣間見た会話です。

 クリスさんのお子様は毎週土曜日にアメリカ・シアトルの「シアトルGOセンター」で囲碁を習っているのは前回ご紹介しました。子ども達が習っている間、クリスさんは「I played a teaching igo game with a young girl」(私は若い女性に囲碁を教えていました。)という活動をされているようです。更に「everyone is a beginner, so they think I am the igo master」(誰もが初心者なので、彼女らは私が囲碁の達人だと思っています。)

 素晴らしい普及活動をアメリカ・シアトルでもしている友人を誇らしく思います。

 ですが、クリスさんが囲碁を教えている中で感じたことがあるそうです。

「they don’t, hate the igo game, but they don’t love it either」(彼女らは囲碁を嫌いではありませんが、好きでもありません。)「I have to force them to igo game」(私は彼女らに囲碁を打つのを強制しなければなりません。)

「they would rather play video games」(彼女らはむしろ、ビデオゲームをしたい)というのが見て取れるようです。囲碁を打とうと呼びかけをしないと囲碁初心者は実際に対局しないという意味であろうと想像しました。それは筆者も感じる時がたまにあり、今や万国共通の認識だと思います。

 筆者の囲碁教室では囲碁の練習とビデオゲームの時間帯は分けています。囲碁の練習ばかりしていても段々と集中力が続かなくなります。何より習っている本人が囲碁を好きだと思う気持ち、練習をしたいと思う時に練習をより多くできる環境を目指しています。今回のコラムが英語の勉強にもなれば幸いです(笑)

 クリスさんに負けないように「碁」for it(頑張る)!

親子で真剣勝負!(シアトル)

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