2025年10月02日(木)

コラム・エッセイ

第百三十八手「囲碁の研究会」

「碁」for it 小野慎吾

 囲碁大会に出場している選手の最大の目標は「優勝」です。個々の選手で1回戦突破、2回戦突破等の段階的な目標はあります。囲碁大会で勝つためには日々の練習が大切です。前回のコラムで囲碁の練習方法は「棋譜並べ」「詰碁」「定石を覚える」が効果的と評しました。その練習をした成果を出すのが「対局」です。どんな対局でも棋力向上のヒントはありますが、筆者が1番良いと思うのは棋力が互角の人との対局です。同じ棋力の人と打つからこそ、今抱えている囲碁の悩み、強みが共有出来ると思っています。

 同棋力の人を探すというのは、今の囲碁界では難しい事です。効果的な囲碁の練習をするために囲碁が強くなりたい打つ人を沢山呼びかけ、一堂に会する「囲碁研究会」があります。

 9月23日に新しい囲碁研究会「とんぼ会」が発足し、福岡県の博多駅前「日本棋院九州本部」で開かれました。発起人は筆者が大学時代によく一緒に練習していた他大学の後輩の友人です。会の趣旨は、九州及び九州近辺を対象にアマチュアトップレベル、アマチュア全国大会を目指す囲碁研究会です。

 また、初心者から有段者でも強くなりたい・囲碁を楽しみたい意思があれば棋力・年齢問わずに参加できる会です。筆者は発起人と研究会らしきものは何度もしました。発起人の友人は結婚してから囲碁を練習する時間が段々と取れなくなってきたというのは聞いていました。友人自身も思いっきり囲碁の練習をしたかったのは本音でしょう。筆者自身もそのような場所を待ち望んでいました。

 第1回目の「とんぼ会」は筆者と生徒3人で参加をしました。全体の参加者は40人近くで会場の「日本棋院九州本部」がほぼいっぱいになる人数でした。

 年齢は小学生から60代、場所は宮崎から山口県まで、棋力は初心者からプロ棋士・元プロ棋士と様々な囲碁愛好家が集まりました。生徒の子ども達は普段は教室内の生徒としか打てないため、どうしても真剣さが足りない対局になる時があります。様々な県の小学生・中学生と打つ事が出来たのは良い経験になった事でしょう。

 筆者も自身より強いプロ棋士と対局することが出来、非常に有意義でした。今後「とんぼ会」は1カ月に1回はしていく予定です。筆者も時間がある際には博多に赴き、自己研鑽に励みたいと思います。何より新しく始まった囲碁研究会が少しでも長く続くように発起人の友人と連絡を取り合って行きます。

 本研究会に興味がある囲碁愛好家はSNSのXで「とんぼ会」と検索すれば詳細な内容が出てきますのでご覧下さい。色々な事が消えている囲碁界ですが、筆者は新しい事にこれからも挑戦して行こうと思います。

囲碁研究会参加を「碁」for it(頑張る)!

囲碁研究会「とんぼ会」

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