2026年09月08日(火)

コラム・エッセイ

(91)柿の実

再々周南新百景 佐森芳夫(画家)

 12月3日の夕方、周南の市街地では初雪が舞った。雪が積もることはなかったが、いよいよ、雪の季節が来たことを知らされた。前々日の20度を超える暖かさからは、予測ができないほどの急激な気温の変化であった。

 下関地方気象台の統計によれば、雪の初日は、12月4日で、平年値より6日早く、昨年より18日早くなっている。降雪の初日が、周南と1日の誤差があるのは、地域差によるものか、計測によるものかは不明である。

 気象台のホームページには、令和2年2月3日より、雪の観測は目視による観測から機械による自動観測に変わったと書かれている。あくまでも推測であるが、そのことが日付のズレに影響しているのかもしれない。

 また、2026年の寒候年(かんこうねん)から、初霜、初氷の観測を終了するとも書かれている。寒候年については、前年の8月から当年の7月までの1年間の期間と説明がされているので、来年の7月で終了となる。

 さらに、令和2年2月3日には、霜と氷の終日の統計が終了したとも書かれていることから、来年で、目視によるすべての観測が終了することになる。長い間、ご苦労様と言いたいところではあるが、寂しくもある。

 整理すると、すでに統計が終了しているのが、霜の終日、結氷の終日であり、今年の冬で観測を終了するのが、霜の初日、結氷の初日である。統計が残るのは、機械による自動観測の雪の初日と雪の終日だけとなる。

 統計の終了は、時代の流れと言うべきであろうか。これらの数値がどれほど生活に結びついていたのか、どれほど社会に貢献していたのかは不明であるが、いざ終わるとなれば、日常の余裕の無さを感じることになる。

 初雪が舞ってから、雪が降らない日が続いている。雪景色を心待ちにしていた者にとっては、期待外れとなった。しかし、例年よりも豊作であった柿の実は、雪に落とされることなく残っている。これも風情がある。

LINEで送る
一覧に戻る
今日の紙面
スバル合同会計 周南事務所

相続時や建物の購入売却時の相続税・資産税のご相談。
大切に育てた事業の譲渡や事業の拡大にむけて、複数の専門業者との提携で、お客さまの求める結果を一緒に目指します。

東ソー

東ソーが生み出す多種多様な製品は、社会インフラや耐久消費財など人々の生活に役立つさまざまな最終製品に使われています。総合化学メーカーだからこそできる、化学の革新を通して持続可能な社会に貢献していきます。

サマンサジャパン

来院者の方へもっと目配り、気配りをしたい。物品の補充や搬送に時間を取られる・・・
サマンサジャパンでは医療従事者の方がより医療に専念できるよう、コンシェルジュ、受付、看護助手、清掃、設備など様々な業務を行っています。

周南公立大学

2024年春、周南公立大学は新学部学科を開設しました。経済経営学部(経済経営学科)、人間健康科学部(スポーツ健康科学科・看護学科・福祉学科)、情報科学部(情報科学科)の3学部5学科体制となりました。大学の活動や入試情報も随時公開中!