コラム・エッセイ
笑いのセンス
ちょこっと豆知識 立入塾「関西のお笑いなめたらあかんよ。」と前置きして、私は昔のエピソードを話し始めました。
人研修も終わり配属部署の仕事にも少し慣れてきた頃だったと思います。他部署に配属された同期の田中さんが、頼まれていた書類を届けに来ました。彼女を見つけるなり「エミちゃん待っていたよ。」と課長は自分の席の方に手招きしました。しかし、田中さんの手にはそれらしい書類はありません。課長に「はいどうぞ。」と握っていた右手を開いて机に手の中の物を置きました。
少し離れている席から様子を伺っていた私には何が起こっているのか分りません。すると課長は「飴ちゃんやないかい!」との突っ込み。田中さんも「ほんまや。」と返しながら、肩に下げたカバンから頼まれていた書類を取り出しました。
いつも明るい田中さんと、少々こわもての課長との完璧なボケと突っ込み。リアル吉本新喜劇を初めて体験した時の私は笑いよりも恐怖を感じました。恐るべき関西人の笑いのDNA。
このエピソード、時々生徒たちに披露します。生徒の中に「自分は勉強が好きではないからお笑い芸人になる。クラスでは面白いと言われてる。」と言って、指示したプリントに手を付けようとしない生徒を見つけた時です。
話を聞いた生徒たちは「○○君よりずっと面白い。」とか「さすが関西人。」などと口々に感想を述べます。そう、○○君以外は。そして私は「お笑いも勉強と同じぐらい大切だけど、先ずは今学べることをしっかり頑張って、そしてこの先リアル関西人の友人を作るとか、色々な事を経験して自分の将来を決めて欲しい。」と話を締めくくっていました。
しかし、昨年末以降この話がしづらくなりました。お笑いコンビ「ドンデコルテ」です。周南市出身のお笑い芸人がいるとは聞いていて秘かに応援していたのですが、昨年末のM-1準優勝で一気に有名になりました。
ドンデコルテの渡辺銀次の活躍で、周南市民の笑いのセンスも他地方に負けていないと。ただ彼は学生時代勉強も相当頑張っていたようですが。
協力:立入塾 周南市開作北819-7 TEL.0834-25-4553
