コラム・エッセイ
No.2 9月16日(金) ベトナム料理は広東風? 航空運賃は往復7万6千円
ベトナムは今 コロナ禍を乗り越えて(9月16〜20日) 記者・IMAYA理事 山上 達也1泊目のフエ中心部のホテル「ロマンスホテル」は、我々にとって5年前からフエの定宿にしているおなじみのホテルだ。1泊バイキング朝食付きで4,500円と、日本の相場より格安だ。しかし客室は広く、まるでVIPルーム並みだ。
室内には日本製があふれていた。テレビこそ韓国のLG電子製だが、冷蔵庫はサンヨー製、ドライヤーはパナソニック製、浴槽や洗面台、便器はINAX製だ。日本人にとっては何かと安心できる。
ホテルのフロントで1万円を両替したが、レートは円安の影響もあって悪い。3年前は1万円が200万ドンに両替できたのに、この日は165万ドン。しかもベトナムはインフレで物価が少しずつ上昇しており、我々日本人はダブルパンチを受けた形だ。
夕食は最上階11階のレストランへ。IMAYAの岩本功理事長夫妻と、会員の森政潤子さん、筆者の一行4人が、フエの夜景を眺めながらベトナム料理を味わった。
しかしメニュー表はベトナム語と英語で書かれていて、写真がない。だから英語を解読しながら適当に注文するしかない。
筆者にとって一番おいしかったのは、焼き飯と、鶏肉の野菜炒めだった。味付け、とくに油っこさは日本の中華料理店で食べるものとそっくりだ。どちらかというとベトナム料理は中華料理、とくに中国南部の広東料理の流れをくむメニューが多い感じがした。
夕食を味わいつつ、話はコロナ禍を乗り越えてきょう、ベトナムの土をついに踏んだことに集中した。
このスタディツアーは5月から計画し、6月にベトナム航空の福岡―ホーチミン―フエ便と、フエとドンホイの宿を予約した。ベトナム航空の運賃は燃油サーチャージを入れても往復約7万6千円という安さに驚いた。
コロナ対策も大変だった。5月の当時はベトナム入国も日本帰国も「コロナ対策」の高く厚い壁があった。
まずコロナワクチンの3回接種を証明する英文の証明書を周南市役所に発行してもらった。日本への帰国に必要なPCR検査をフエ中央病院で受けられるように、IMAYAの受け入れ先の国立フエ医科薬科大学のOGCDC(遺伝カウンセリング障害児基金)から手配してもらった。PCR検査結果を記入するフォーマットは、日本の厚生労働省のホームページからベトナム語版をプリントアウトした。
そうした準備が終わった8月、ベトナム政府は入国者にワクチン接種の有無を問わないことになり、日本政府も入国時のPCR検査結果の提示を撤廃した。我々が渡航する9月16日に合わせるかのような幸運だった。
さらに日本帰国時の検疫と税関は、スマートフォンに厚生労働省や税関のアプリをダウンロードし、個人情報を入力して得られるQRコードを入国時に示せば、簡単に入国できるようになった。
そんな苦労話をしながら、フエの地ビール「フーダ」のビンがどんどん空いていった。
左から筆者、森政さん、岩本理事長夫妻
おいしかった鶏肉の野菜炒め
1万円で両替したドン紙幣
