2026年10月17日(土)

コラム・エッセイ

防災はまちづくり?《平成30年7月豪雨》〜須金で思ったことⅢ

おじさんも頑張る!~山の話あれこれ~ 吉安輝修

 最近は今までの常識を覆すようなことがやたらと多い。それも毎週のように何かが起こる。ニュースでは毎日のように過去に例がないとか、観測史上初めてなどと繰り返す。

 今まで経験したことのないような超広域災害を引き起こした豪雨の次は各地で連日、最高気温が更新され続けた。そしてまさかの東から西へと逆走する台風12号は復旧もままならない豪雨被災地をまさに逆なでするように通り過ぎていった。

 日本中で、いや、世界中で異変が続く。これが温暖化のせいならば、車は一家に1台、いや1人に1台の生活をし、真冬でも湯水のように重油をたいてビニールハウスを加温してトマトやキュウリが店頭に並んで当たり前。主食の米くらいと思っても、莫大なエネルギーを費やして地球の裏側からでも小麦を運んでパンやめんを食らう我らにも責任はある。

 自業自得と覚悟を決める時かとも思うのだが、世界にはきょうの食事さえままならない地域もあり、およそ石油や電気とは無縁の暮らしをしている彼らを巻き添えにするとなると、これほどの不公平は神仏が許すまいとも思う。

 とはいうものの、煩悩に手足をつけて暮らす身では、やはり命は惜しい。家族やご近所の顔見知りが被災するのはやっぱり耐えられない。あらためて暮らし方を律せねばとも思うし、災難も防げるものなら何とかしたい。

◇

 須金では数年前から毎月1回の頻度で防災に特化した定例会を開いている。今は11月に開催される防災訓練の話題が佳境だが、先日来の豪雨や台風の話題も外せない。特に川のはんらんについては熱を帯びる。

 くどくなるが、錦川の流域に暮らす我々は少なからず川の流れに敏感だ。特に上流にあるダムの存在は、例えは悪いが閻魔(えんま)様のような存在だと思っている。その采配一つで地獄行きか極楽行きかが分かれるからだ。

 閻魔様がダムのゲートを「エーイッ!」と大きく開けば下流の水位は一気に上がって田んぼも家も水につかる。逆に大雨の前に水位を下げてくれていれば何ごともなく平穏にすむ。俗世に住む我々凡人や愚人にはダムの水位と下流の流れを、天気を先読みして操作するなど及びもしないが、閻魔様なら数日先まで見越してきっとできるはず。

 もう一つの願いは凡人、愚人には川の水位など橋のたもとまで行ってこの目で見るまで知る由もないのだが、せめて須金に水位観測所がほしい。そうなれば、大雨の深夜に電灯片手に出歩かなくてもデータが得られる。

 ダムの上流や、うんと下流の広瀬や美川には設置されているのに、多くの人が暮らす須金にはないのが不思議だ。ひょっとして閻魔様は須金には人がいるのをご存じないのか。

閻魔様がダムのゲートを開けば下流の水位は一気に上がる

定例の防災会議=川のはんらんの話題は熱を帯びる

LINEで送る
一覧に戻る
今日の紙面
ピアレックス

遺品整理でお困りではないですか?県内出張見積は無料!不動産売却や空き家じまい(解体)もお気軽にお問い合わせください。

サマンサジャパン

来院者の方へもっと目配り、気配りをしたい。物品の補充や搬送に時間を取られる・・・
サマンサジャパンでは医療従事者の方がより医療に専念できるよう、コンシェルジュ、受付、看護助手、清掃、設備など様々な業務を行っています。

周南公立大学

2024年春、周南公立大学は新学部学科を開設しました。経済経営学部(経済経営学科)、人間健康科学部(スポーツ健康科学科・看護学科・福祉学科)、情報科学部(情報科学科)の3学部5学科体制となりました。大学の活動や入試情報も随時公開中!

山田石油株式会社

ソロや友達と過ごす「おとなじかん」から、親子三世代で過ごす「かぞくじかん」も楽しめる日帰りレジャー施設「くだまつ健康パーク」。屋内で遊べる施設や岩盤浴、サウナも充実!