コラム・エッセイ
「謹賀新年2026」
おじさんも頑張る!~山の話あれこれ~ 吉安輝修新年のご挨拶には少々遅くなりましたが、皆さま明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
年頭に今年の目標を掲げるのを恒例としている。もちろん元旦に急に思いつくわけではなく、前年に揚げた目標が達成できなければ自動的に持ち越しとなるのだが、思い返してみればこの何年は同じようなことを言い続けている。さらに悔しいかな、その目標数値は年々下方修正されていく。少なくとも5年ばかり前は上昇志向だったのが今は現状維持が精一杯だ。さらには先送りしていたことが現実的に待ったなしの歳となり、夢みたいな「夢」を追い求める状況ではなくなってきたのも事実だ。
それでも“おじさんも頑張る!”を標榜する以上は楽隠居とはいかない。そもそも大好きな山歩きを通して感じたことや、出会った人のこと、恐ろしい目にあったことなど紙面を通して皆さんに伝えようとしていたのが、現役時代よりもなぜか多忙となり、思うように山歩きが出来なくなり、さらにこの近年は怪我なども続いてなおさら山が遠のいていく。
つい先日、福岡に住む中学生となり野球部に入った孫が近隣の中学校の野球部対抗のマラソン大会に出るというので応援に行った。数年前までじいちゃんのジョギングについてこられなかったのが果たして完走できるのか。よろよろと最後尾でくるのではと多少の心配もあった。それにしても人数の多さに驚いた。種目は1年生から3年生まで学年ごとのレースと、各学校のチームから選抜された選手の駅伝(リレー)があるという。何チームいて総勢何人かは聞きそびれたが、その規模はちょっとした地方のマラソン大会かそれ以上かもしれない。コース沿いには応援の家族や走路員の先生たちがずらりと並び声援も凄まじく、山奥からのこのこ出かけてきた年寄りには白昼夢の感さえあった。
結局は人数の多さと全員が野球のユニホームで走っているのでどこにいるか分からずじまいだったが、少なくとも最後尾ではなかった。事後にタイムを聞くと1キロ当たり4分少々でゴールしたとのこと。きっと部活の練習で走り込んでいるのだろう。陸上部の精鋭選手とは比較もできないが、その成長ぶりに感心したし若さとエネルギーが羨ましい。年々(日々)衰えていく身では、もうじいちゃんと競争しようとは言えなくなってしまった寂しさもある。
とは言え、歳相応の目標は持ち続けたい。昨年実行出来なかった九重山群の1700メートル峰の一筆書き縦走は、ミヤマキリシマの開花時期に今年こそ実行したい。そのための体作りは必須で理由をつけてはサボっているランニングも再開しよう。伯耆大山の烏ヶ山から船上山の縦走もしばらく足を踏み入れていない核心部となるキリン峠から剣ヶ峰を偵察と力試しで歩いてみよう…やはり夢のような「夢」が次から次へと浮かんでくる。皆さんの今年の「夢」は何ですか?
全員が野球のユニホームを着て走っているので分からなかった
今年こそはミヤマキリシマの開花時期に再挑戦したい
縦走の核心部となるキリン峠:偵察と力試しで歩いてみよう
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