ニュース
経済 : 光市のニュース
従業員の健康は会社の財産 巽設計が健康優良法人「ブライト500」認定 飲料水自販機に「糖質量」表示も
経済光市光市光ケ丘の巽(たつみ)設計コンサルタントが“一発認定”が困難といわれる日本健康会議(共同代表・三村明夫日本商工会議所会頭)の「健康経営優良法人2021・ブライト500」を受賞した。従業員の健康増進に会社を挙げて取り組む姿勢が評価されたもので、光井謙二社長(61)は「従業員の健康こそ会社の財産。従業員の健康を第一に考えて、健全で働きやすい職場環境づくりに努め、今後も毎年認定されるように全社の取り組みを続けたい」と話している。
同社は従業員が約60人で、建築設計や測量、地質調査などを手がけ、本社のほか県内外に営業所計14カ所を展開。従業員の健康づくりは1953年の創業以来のテーマとして取り組んできた。
日本健康会議は経団連や日本商工会議所、日本医師会など経済団体、保健団体、地方自治体、医療団体などで2015年に発足。健康経営優良法人は優良な健康経営を実践する大企業や中小企業を顕彰する制度で、今年度の中小企業部門は全国で7934事業所、県内では68事業所が認定された。
周南地域では下松市の下松商工会議所▽光市の三知、三電、ダスキンせらい、芳川鉄工所▽周南市のあんしんネット山口、エム・エム・イー、山口オートガラス、きらりトータルサポート、九内、さくら保険サービス、サンコー保険ドクター、ライフデザインの計13事業所が認定。
通常はこの認定を受けた数年後に、審査基準が厳しい「ブライト500」の認定に挑むケースが多いが、巽設計コンサルタントは初挑戦で健康経営優良法人認定と「ブライト500」の両方の認定を同時に射止めた。
この背景には、社内に血圧計、マッサージ機や、体脂肪率や筋肉量、内臓脂肪などを分析できる体組成計(たいそせいけい)などが自由に使える健康づくりコーナーを設置▽毎月1回、会社の全額負担でヘルシー弁当を提供▽やまぐち健幸アプリによる社内歩数記録大会を開いて表彰制度を新設▽禁煙促進ガムの無償提供▽社内の飲料水の自動販売機に品物ごとのエネルギーと糖質量を表示―といった徹底した取り組みが評価されたといえる。
とくに健康づくりコーナーや自販機は、来客者も自由に使えるようにしていて好評だ。
これらの取り組みにかかった経費は、健康器具の購入や、毎月の弁当代、禁煙促進ガムの購入費ていど。この取り組みを担当している業務部の小薄真衣(おすき・まい)主任(29)は「従業員全員にこまめにアンケートを取り、取り組みへの反応やニーズの把握に努めている」と話す。
同部の有沢智貴部長(44)や静野邦彦課長(48)も「大きな予算をかけるのではなく、従業員の連帯感の向上につながる健康づくりを今後も進めたい」と意欲を見せている。
