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経済 : 下松市のニュース
東洋パックスが「もにす認定」 障害者の雇用と能力発揮
経済下松市下松市東豊井で鋼板の包装作業の請負、包装資材の製造と販売を手がける東洋パックス(田中和夫社長)が9月14日、障害者雇用の取り組みが優良な中小企業に対し厚生労働大臣が認定する「もにす認定事業主」の認定を受けた。
5日に下松公共職業安定所で認定通知書の交付式が開かれ、田中社長(60)、総務部総務人事課の酒井珠里課長(44)、武末尚子さん(46)が出席し、山口労働局の運永博史職業安定部長(47)から田中社長へ認定通知書が手渡された。
この認定は2020年4月から始まった制度で、県内では1月に認定を受けた冷凍食品製造業のカン喜に次ぐ第2号。「もにす」は企業と障害者が共に進む(ともにすすむ)ことを期待して名付けられた。認定企業が障害者雇用の身近なモデルとして知られることで、地域の障害者雇用の取り組みがさらに進むことを狙う。
認定企業は、自社の商品、サービス、広告などに「認定マーク」を表示することができ、日本金融公庫の低利融資対象になるほか、山口労働局のホームページに掲載され、企業PRにつながるなどのメリットがある。
同社は下松市の東洋鋼鈑の子会社で、2014年から障害者雇用に取り組み、現在、社員236人のうち6人の障害者が勤務。雇用率は2.92%で法定雇用率2.3%、2020年の県内の雇用率2.61%を上回っている。
トイレ清掃、緑化作業、設備修理などを外注から自社に切り替え、障害者の能力を発揮できる業務を創出。写真付きの作業手順書を作り、目で見て作業内容を理解し、1人で作業する時でも容易に見直しができるようにした。
企業在籍型のジョブコートを配置し、朝の作業指示と終業時の日報を活用した振り返りを実施し、本人と担当者の認識にズレがないか確認している。
2021年度から、年次有給休暇を時間単位で取れるよう社内規定を変更。国、県から、若者の雇用と育成に取り組む「ユースエール」、女性の活躍推進事業者、男性が育児参加しやすい環境づくりに取り組む「イクメン応援企業宣言」、やまぐち健康経営などの認定を受けており、全社員が働きやすい職場環境の整備に力を入れている。
田中社長は「今回のもにす認定が、東洋鋼鈑グループ各社、県内の事業主が障害者雇用にもっと積極的に向き合える流れにつながればと思う。健常者も障害者も元気に家を出て、元気に帰宅できる環境づくりを追求していきたい」と語った。
