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経済 : 周南市のニュース
入館者は前年度の2割 会員も減少、周南市文化会館苦戦
経済周南市周南市文化会館の昨年度の入館者数は新型コロナウイルス感染拡大の影響で5万6,923人と2019年度の2割にとどまったことがわかった。多くのコンサートが中止になり、同館を運営している市文化振興財団の会員数も2,277人で、前年の3,108人から千人近い減少となった。市美術博物館もほとんどの展覧会が中止になり、利用が激減した。
同財団が17日まで開かれた市議会9月定例会に事業報告書と決算書を提出し、改めてコロナ禍の影響が浮き彫りになった。同財団によると多くの公演や展覧会が中止になったことで、主催者や出演者にとどまらず、舞台の音響・照明、運送業者などにも影響が出ているという。
市文化会館は昨年、4月6日から5月24日まで、臨時休館。この期間以外も感染拡大防止のためイベントの延期、中止が発生した。
20年度の大ホールの利用は42件で前年度の122件の3分の1、使用率も20.4%で52%だった前年から30ポイント下がった。練習室などを含めた全体では、使用件数が1,406件で前年度の1,977件から500件以上減り、使用率は52.3%で前年度の68.6%を15ポイントも下回った。
会員数もこの数年は3千人前後を維持していて2,277人は2000年度以後の20年間では最少。最も多かった08年度の4,510人の半数にまで落ち込んだ。
市美術博物館も4月6日から5月24日まで臨時休館。予定していた18の展覧会のうち、開催できたのは「ウィリアム・モリス展」「猪熊源一郎展」など5つにとどまった。展示室の使用状況も展示室1、2とも146日で使用率は55.7%。前年度の展示室1で214日、75.6%、展示室2で193日、68.2%を大きく下回った。
市文化会館は感染拡大で今年も8月31日から9月26日まで貸館を停止し、以前から決まっていたコンサートの一部が開かれているだけ。会員も伸び悩んでいる。同館は来年度が開館40周年の節目。来年度に向けて公演誘致などの準備をしているが、コロナ禍の長期化に苦戦が続いている。
