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経済 : 周南市のニュース
使った木の分、森にお返し ニッシンイクスが新プロジェクト 北海道産の「ikumori」
経済周南市山口県周南市鼓海の建材販売会社、ニッシンイクス(加藤洋社長)が1日、製品に使用した原木量に見合う広葉樹を植樹する「ikumori」プロジェクトを立ち上げた。12月から始めた同名ブランドの製品販売を通じて、森林の保全、回復に貢献していく。
「ikumori」ブランドのフローリング材とパネル材は、北海道産広葉樹のナラ、ニレ、センを使用。通常では規格外として廃棄対象のまだら目模様が入ったものも、自然の風合いを出す個性として捉え活用した。住宅、オフィス、施設などの利用を見込む。
顧客は「ikumori」製品の購入を通じてプロジェクトに参加。苗木を植樹するのは北海道赤平市の森林。製造パートナーの空知単板工業と協力して進めていく。ニッシンイクスは2000年の創業で、これまで受けてきた森からの恵みに感謝し、使った資源を森に戻すことで永続的な森林資源の維持に貢献していく。
2021年度は既に、フローリング約1千平方メートル、壁のパネル材約1千平方メートル分にあたる280本の苗木を植樹した。2023年度まで年間、フローリング6千平方メートル、パネル4千平方メートル分の販売とこれに見合う植樹を目指す。
経済的理由から国内で高い使用割合を占める外国産木材は、輸送エネルギーを消費するため、気候変動に影響を与えている。国産材の利用は環境、雇用創出の両面の課題解決でも期待がかかる。
同社販促グループと商品管理グループの加藤学グループ長(40)は「環境保全などに関わるエシカル消費に興味のある方に“ikumori”を検討していただき、皆さんと一緒にこのプロジェクトを進めていきたい」と話した。
