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経済 : 周南市のニュース
【周南市】アンモニア供給拠点、県が後押し 村岡知事が出光徳山事業所視察
経済周南市村岡嗣政山口県知事は17日、アンモニア供給の拠点整備を進める周南市の出光興産㈱徳山事業所(三品鉄路事業所長)を視察した。アンモニアは燃焼時に二酸化炭素(CO2)が発生しないカーボンフリーの燃料として期待されている。
同社と東ソー㈱南陽事業所(𠮷水昭広事業所長)、㈱トクヤマ徳山製造所(奥野康製造所長)、日本ゼオン㈱徳山工場(宮城孝一工場長)の4社は共同で、2030年までのアンモニア供給体制(サプライチェーン)の構築を目指す。
大浦地区にある出光興産の液化石油ガス(LPG)の既存タンク3基、桟橋やパイプラインなどを輸入アンモニアの貯蔵、供給拠点として整備する。タンクの貯蔵量は1基あたり3万トンで各社への供給は年間100万トン超の見込み。現在各社が持つ自家発電設備は石炭が主力燃料だが、アンモニアと石炭のボイラー混焼により、発電時に発生するCO2削減を図る。
国内初の先進的な事業として注目を集め、2月には西村康稔経産相も視察に訪れた。県は2022年度から26年度までの総合計画「やまぐち未来維新プラン」で、脱炭素化に向けた企業の技術開発や連携強化の支援を重点施策の1つに挙げている。
村岡知事は「アンモニアサプライチェーンの実現は県の将来に大きく関わる重要な取り組み。しっかり後押しをしていきたい」と話した。視察の後は、三品事業所長、𠮷水事業所長、奥野製造所長、宮城工場長らと意見交換をした。


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