2026年04月21日(火)

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【下松】「西日本では例のない貴重な事例」 天王森古墳から出土の「靫(ゆぎ)型埴輪」復元

  • 「靫型埴輪」を説明する高橋教授

 1500年前のものと見られる下松市桜町の天王森古墳から、県内初の靫(ゆぎ)型埴輪が出土し、このほど復元が完成した。13日にスターピアくだまつで開かれた報道機関向けの発表で、市埋蔵文化財調査研究アドバイザーの高橋克壽花園大文学部教授は「西日本では例のない貴重な事例で、これから進んでいく発掘調査でわかってくることがたくさんあるのではないか」と期待を込めた。

矢を入れる筒状の武具「靫」をかたどる

 同古墳は市内を見下ろす高台にあり、これまで多くの埴輪が原型に近い形で出土している。昨年12月には金製の耳飾りが出土し、高い地位の人物が葬られている考察の裏付けが進んでいる。

 このたび復元が完成したのは、矢を入れる筒状の武具の「靫」をかたどったもの。実際の靫は革製品のため遺跡から出土することは少ないが、埴輪を通じて当時の靫の形状を知ることができる。

 このたびは県埋蔵文化財センターで2体を復元。高さはA体が106センチ、B体が108センチ。2体とも底から頂上までほぼ完全に復元できており、高橋教授によると完全な姿に復元できた例は西日本では極めて少なく、今後の同種の埴輪の標準資料になりそうだ。

20日からゆめタウン下松で特別展示

 市教委によるとさらにこの2体は、大阪府高槻市の継体天皇の墓とされる今城塚古墳に埴輪を供給した新池埴輪窯跡からの出土例と酷似している。天王森古墳の埴輪を制作した人物は継体天皇のもとで埴輪づくりに従事したか、そうした人物から埴輪づくりを学んだ人物と推測される。

 この2体の埴輪は20日(火)から25日(日)まで、ゆめタウン下松1階の海の広場で特別展示し、それ以外の時期はスターピアくだまつ1階のハート・フロアーで常設展示する。いずれも見学無料。問い合わせは市教委生涯学習振興課文化財室(0833-45-1870)へ。

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