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【下松】「ウイッグがあるから楽しく過ごせる」 下松中央LC例会・ウイッグ使用の故人しのび友人講演
地域下松市がん、病気、事故などで髪を失った人に贈る医療用ウイッグ(かつら)を作るために、伸ばした髪の毛を寄付するヘアドネーション活動。これに長年取り組んでいる下松市の下松中央ライオンズクラブ(LC=松田新一会長、32人)は20日、ほしらんどくだまつで開いた第1100回例会に、ヘアドネーションによるウイッグを受け取りながら昨年、がんで亡くなった周南市の女性の友人3人を招き、ヘアドネーションの意義を話してもらった。
(山上達也)
武居さんら髪提供の3人にLC感謝状
同LCはヘアドネーション活動を長年展開中。この日は講演に先立って、このたびヘアドネーションをした下松高2年の武居莉奈さん(17)▽光市の光井小1年の松尾美咲さん(6)▽防府市桑南の宮脇良美さん(39)に松田会長が感謝状を贈り、髪を受け取った。
武居さんは「困っている人のためにと、4年がかりで31センチまで伸ばした。また挑戦したい」と話した。松尾さんと宮脇さんは欠席のため知人が代理で出席した。
ウイッグ使用の故人、亡くなるまで愛用
続いてヘアドネーションのウイッグを受け取りながらがんで亡くなった女性の友人の菊池幸子さん(53)=周南市政所=と内田早苗さん(51)=周南市徳山=、ウイッグ取扱認定サロンの「APUTIPA」経営の大元寛美さん(40)=周南市平原町=が講演。
まず大元さんが贈られた髪の毛がウイッグになるまでを説明し、一つのウイッグの制作に31センチ以上の髪が20〜30人分必要だと紹介。人毛ウイッグと化学繊維製のウイッグの違いも説明し、傷みが少なく長く使える人毛ウイッグのために継続的なヘアドネーションの必要性を訴えた。
菊池さんと内田さんは、亡くなった女性がウイッグを気に入って亡くなるまで「このウイッグがあるから楽しく過ごせる」と愛用していたことを紹介。ウイッグは女性が亡くなったあと菊池さんが引き取り、今も時折使っていることを披露した。
松田会長は「ヘアドネーションの活動に長く取り組んできたが、受けた側や作る側のお話をうかがえたのは初めてで、大変貴重だった。これからもヘアドネーションの活動を精力的に進めたい」と話していた。
