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経済 : 周南市のニュース
【周南市】[カン喜]台湾で売れ行き好調 EU進出も目指して
経済周南市山口県周南市戸田で冷凍カキやカキフライなどを製造販売する㈱カン喜(上坂陽太郎社長)の輸出部門が好調だ。
輸出先は10ヵ国で、特に台湾や香港で受注が伸びているという。
1973年の創業以来、冷凍食品を製造販売してきた同社。国内市場は競合も多く、販路拡大が難しいことや、価格競争も激しいことから2010年から香港への「殻付きかきグラタン」の輸出を始めた。
海外への販路はなかったが、JETRO(日本貿易振興機構)に相談しながら本格的に海外へ進出し、活路を見出した。
食の安全管理にも力を入れており、2013年に「ISO22000」を取得。2019年には「HACCP」と、アメリカへの食品輸出が可能となる「FDAHACCP」を取得。昨年は食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC22000」を取得した。
当初は輸出する国に合わせて味を変えることも検討していたが、顧客が求めているのは日本の優れた品質と味であることがわかり、パッケージも日本の商品とわかるように変更するなどくふうした。
荒木純哉工場長(48)は「昨年度の海外シェアが10〜15%で、特に台湾での販売が好調。今後はヨーロッパでの販売に向けてEU-HACCPの取得に取り組みたい」と意欲を見せる。
同社では自社製品を海外に向けて提案する際、合わせて県産品を紹介する取組にも力を入れている。
多くの障害者雇用も実現している同社。今後の海外での活躍に期待が高まる。
