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経済 : 周南市のニュース
[㈱トクヤマ]発明協会の特許庁長官賞 歯科充填材で5冠
経済周南市㈱トクヤマの子会社、㈱トクヤマデンタル(風間秀樹社長)の歯科充填用コンポジットレジン「オムニクロマ」が構造色を活用した歯科用修復材料発明の功績が認められ、社団法人発明協会の全国発明表彰で「特許庁長官賞」、「発明実施功績賞」を受賞した。5月27日にトクヤマ、トクヤマデンタルが発表した。
オムニクロマに関する国内技術賞の受賞は2023年5月の第55回日化協技術賞・技術特別賞、24年1月の日本化学会第72回化学技術賞、3月の第56回市村産業賞貢献賞に続くもので、五冠を達成した。
歯科用充填修復材料の色調は、従来の技術では修復材料中の顔料の配合量を調整することで得られる種々の色のコンポジットレジン(詰め物)を準備する必要があった。
オムニクロマの技術は顔料を使わず、光の当たり方などで変化する「構造色」を利用したもの。無機充填剤として粒子径のそろった特定の平均粒子径の球状粒子を使用し、屈折率の関係を制御することで粒子径に応じた色調に発色する。
従来の技術では達成しなかった広い色調適合範囲を有するコンポジットレジン。この技術による製品が世界各国で使用され、歯科医療を通じて世界の人々の健康に貢献していることが受賞につながった。
