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経済 : 周南市のニュース
[この人に聞く]徳山商工会議所会頭 岡田 哲矢さん(53)
経済周南市周南の未来へ課題解決
昨年11月、周南市の徳山商工会議所会頭に就任した岡田哲矢氏。プラント建設などの徳機㈱の代表取締役社長であり、徳山商工会議所では2022年から副会頭を務めてきた。周南公立大学のサテライトキャンパスの中心市街地への誘致など、まちづくりへの思いを聴いた。
(聞き手・延安弘行)
―就任にあたっての抱負をお願いします。
岡田 1940年に創設され、今年で86周年という歴史ある徳山商工会議所のかじ取りをまかされ、身の引き締まる思いです。周南の未来に責任を持つ立場として使命を感じています。先輩方がつないできた縁と、私自身の若さを生かし、10年先、15年先の視点をもってやっていきたいと思います。
―周南公立大学のサテライトキャンパスの誘致は徳山商工会議所として経済効果を調査して独自の要望書を周南市に提出しました。今後どう取り組みますか。
岡田 地域の問題を集めてハブになって解決していくことが商工会議所の役割と思っています。特別委員会を組織し、誘致のコンセプトを作成したいと考えています。地域、企業、市民が大学に何を求めているのか、サテライトの定義や役割を整理し、なぜ市街地なのか議論をしたいと思っています。
誘致コンセプトを例えば「生きた研究室」にするとか、目的や立地のイメージ、候補地、運営のスキームをどうするかなどを明確に。特別委員会に短期でできるものと、長期的なものの答申を出していただき、3月にはなんらかの提案を市にしていきたいと考えています。
―市が作成を検討しているマスタープランのすり合わせはどう考えますか。
岡田 市と民間の目線はちがいます。すりあわせができるものを作りますが、まずは独自にやっていきたい。 大学はもちろん入っていただき、意向を聴きながら進めます。市はオブザーバー参加でしょうか。
―中心市街地には空き店舗や空き室のあるビルもありますね。
岡田 空いている店舗やビルをまずは利用していただき、新しいビルができたときに移るとか、新しいビルを民間で建てて使ってもらうこともできます。サテライトに反対する声は聴きませんから動かす方法はあると思います。
―サテライトキャンパス以外のまちづくり活動について教えてください。
岡田 TOKUYAMA DECKを生かし、街に住む人の意見もしっかり聞きながら次のステップを考えたいですね。中央街ではすでに何かしようという機運が出てきて新たな店舗ができています。
都心軸である御幸通の開発に対しても公園化するとか、生き返る提案をしていきたい。徳山駅停車の新幹線「のぞみ」の増便は少なくても2便は取り返せるよう活動していきたいと思います。
―徳山商工会議所の強み、魅力をどう考えますか。
岡田 徳山商工会議所の会員は2060社で、提言する力があります。そして、コンビナート企業と中小企業が同じ方向を向いていることが魅力であり、強みであると思います。企業間のつながりをしっかりと大事にする文化のある地域だと思っています。いろんな人が街のためにと活動しています。こういう文化をつないでいきたいと思います。
【プロフィール】
芝浦工業大工学部建築工学科卒業。住金物産(現日鉄物産)、IPS Services Inc.を経て2003年に徳機㈱入社。09年から代表取締役社長。22年11月から徳山商工会議所副会頭。
仕事では常に自分の中に答えを求めることを大切にしている。うまくいかない原因は外的要因でなく、自分の中に原因があるのではないか、自分の内部から変えていこうと考えるようにしているという。マイブームはスマホで本を聴くこと。イヤホンで歩きながらや、手がふさがる作業をしている時などに聴いている。
