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【光市】終戦前日、空襲の日に 光市で戦没者追悼式
地域光市光市戦没者追悼式が14日、山口県光市中央5丁目の戦没者慰霊碑前で開かれ、終戦前日の8月14日の米軍による光海軍工廠などに対する空襲で亡くなった人などを悼んだ。
追悼式は猛暑の中で開かれて実行委員長の市川煕市長、や市内高校のJRC部の部員ら32人が出席。午後0時20分、空襲死没者慰霊のためのサイレンに合わせて黙とう。市川市長が追悼の辞では、広島市で開かれたG7サミットやロシアのウクライナ侵攻にもふれて恒久平和を訴えた。続いて参列者全員が献花した。
高校生はいずれも光高JRC部の3年の三森華部長(18)佐藤ひより副部長(18)と聖光高JRC部からいずれも2年の藤井春華さん(16)、神田悠雅さん(16)が参加して参列者に献花の花を手渡した。昨年に続いて参加した藤井さんは「戦争で亡くなられた方がいて、今の平和があることを思いながら過ごしたい」と話していた。
この追悼式は市連合遺族会(加賀美允彦会長)、市老人クラブ連合会(中村雅裕会長)、光市の実行委員会の主催。以前は屋内で開いていたが、2020年から、この光海軍工廠空襲で亡くなった工廠職員、動員学徒などの慰霊碑前で開かれ、21年は雨で中止になったが、昨年に続いて今年も同じ形で開いた。