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【光市】岸田首相の書は「天真爛漫」 光市に寄贈・12日から伊藤公資料館で公開
地域光市歴代内閣総理大臣の直筆の書を収集、展示している山口県光市に2日、岸田文雄首相の書が届けられた。12日(木)から束荷の伊藤公資料館(毛利美友紀館長)で始まる「伊藤家愛蔵品〜ふるさと光市への贈り物」後期展で公開される。
同館では初代の伊藤博文公以降64人いる内閣総理大臣のうち、41人の書を所蔵している。残る23人は1956年12月から2カ月在任した石橋湛山首相以前の人物で占められている。
岸田首相の書は毛筆で「天真爛漫(らんまん)」と書かれ、自由民主党の岸信千世衆院議員(32)が市役所に持参した。岸議員は「天真爛漫」について「天から与えられた純真な心を飾ることなくそのまま言動に表すこと」と意味を伝え、受け取った市川熙市長は「さっそく伊藤公資料館で公開します」とお礼を述べた。伊藤幸子教育長も同席した。
首相の書は首相が交代するたびに、光市が地元の国会議員を通じて首相サイドに要請してきた。国会議員自身が首相の書を市長に手渡したのは、民主党政権の野田佳彦首相の書を持参した平岡秀夫衆院議員(当時)以来。