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【光】川嶋あい作詞・作曲の「光る明日へ」 4月開校の大和小の校歌完成
地域光市光市大和地区の束荷、塩田、三輪、岩田小を再編して4月に開校する「光市立大和小」の校歌が決まった。作詞・作曲はシンガーソングライターの川嶋あいさんで、タイトルは「光(ひか)る明日(あした)へ」。歌いやすく、歌詞には再編される4小学校や地域から応募があった言葉が使われている。
川嶋さんは福岡市出身だが、所属事務所の社長が光市出身のため同市に滞在したことがある。2009年に光市民ホールで開いたコンサートは光高吹奏楽部、児童合唱団ひかりと共演するなど、光市との縁が深い。
このため、新小学校創設のための「施設一体型小中一貫やまと学園準備委員会」(宮尾智義会長)で、川嶋さんへの作詞、作曲の依頼を希望する意見が出された。川嶋さんはこれまでに、新潟県の三条市立嵐南小の校歌も作詞・作曲している。
新校歌は「風と雲と石城の山」で始まり、大和地区の歴史や自然を織り込みながら、最後は「希望はどんなときにも 僕の中で生まれる」と結んでいる。
4小学校の児童が希望した「ふるさと」、「石にかがやく空の色」、「元気なあいさつ」、「未来へはばたけ」の言葉も歌詞に入っている。
この歌詞について川嶋さんは、歌詞のテーマは「自分自身を信じること」とし、「新たに誕生する大和小で育ってゆく子どもたちが、いくつもの壁や困難にぶち当たった時、どうか自分の可能性を信じ続け、自分自身のことを大切にする気持ちを忘れないでほしい。そして、唯一無二である自分だけのあたたかな愛すべき故郷が、いつも心にあるんだということを感じてもらえたら。この歌を口ずさむことで、少しでも心が優しく前向きになってもらえたら」という想いを込めている。
この歌は4月上旬に予定している開校式などで歌うため、すでに4小学校で練習が始まっている。
4小学校の再編は「施設一体型小中一貫やまと学園」を目指すもの。新小学校は当面、岩田小の校舎を使用するが、2028年度には現在の大和中の場所に新校舎を完成させる。
現在の4小学校は最も大きい岩田小でも児童数は約100人。再編で開校する大和小は200人を超え、大和中と合わせて300人が同じ校舎で学ぶことになる。塩田小、束荷小の複式学級も解消する。
光る明日へ 作詞・作曲 川嶋あい
風と雲と石城の山 今日も明日も僕のふるさと 藤公生まれし緑のまち いつもいつでも僕のふるさと 大和 大和 光り輝こう |