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コロナ禍乗り越え交流続けよう 下松市がDVD 「ベトナム応援レター」制作 五輪延期でバドミントン選手にエール
地域下松市東京五輪に出場するベトナムの女子バドミントンチームの事前キャンプ地(ホストタウン)に登録している下松市が、新型コロナウイルス感染症で来日したくてもできないベトナム選手を元気づけようとDVD「ベトナム応援レター」を制作している。年内には完成する予定で、ベトナムバドミントン連盟や選手たちに贈るほか、動画をユーチューブにアップして広く公開し、ベトナムとの交流を盛り上げる。
同市は一昨年の事前キャンプ地決定以来、ベトナムバドミントンのトップクラスのバドミントン選手、グエン・トゥイ・リンさん(22)らを下松に招いて西京銀行の女子バドミントンチーム「ACT SAIKYO」の選手と練習したり、学校訪問で子どもたちと交流するなど市民との親善を重ねてきた。
しかしコロナ禍で五輪は延期され、ベトナムの選手も来日できなくなった。この状態を見かねた国井市長が「ベトナムとの交流を絶やさないように」と地域政策部に対策を指示し、同部で国際交流を担当する地域交流課スポーツ観光交流係を中心に、事業費50万円でDVDの制作を進めることにした。
DVDは7、8両日に収録し、徳山大のベトナム人留学生約10人が交代でインタビュー役を務めた。市役所で国井市長のインタビュー▽国民宿舎大城で露天ぶろやヒラメ料理▽栽培漁業センターで養殖ヒラメにえさやり体験やタッチングプールで魚つかみ▽下松スポーツ公園体育館でACT SAIKYOの選手の練習▽特別養護老人ホームほしのさとで働くベトナム人技能実習生を取材した。
市長インタビューでは日立製作所笠戸事業所で製造したベトナム向け鉄道車両の映像も紹介。ACT SAIKYOの選手たちはリン選手に熱いエールを送った。特養ほしのさとでは技能実習生のチャン・ティ・リンさん(23)とグエン・ティ・キム・ズンさん(23)が「ベトナムの選手の皆さんの来日をお待ちしています」とベトナム語で語りかけた。
映像ではベトナム語と日本語が混在しているが、ベトナム語の音声には日本語のテロップを、日本語の音声にはベトナム語のテロップをつけて、日本語かベトナム語のどちらかがわかれば言葉が理解できるようにする。映像の制作はKビジョン。
市地域交流課スポーツ観光交流係の中村一雄係長は「コロナ禍を乗り越えて、下松とベトナムの交流が何の心配もなく進められることを願いたい」と話している。
