2025年11月16日(日)

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コロナ禍の差別、偏見なくそう 下松市にシトラスリボン運動の協力要請 市長「コロナ後も取り組み大切」

  • 国井市長を囲む生徒会役員や教員

  • 市に贈ったシトラスリボン

 下松市の下松高(松本弘美校長、512人)の生徒会がコロナ禍の差別をなくす全国的な取り組みの「シトラスリボンプロジェクト」を展開している。13日には西夏凜(にし・かりん)会長(18)ら生徒会役員4人が市役所を訪れて国井市長に活動内容を報告し、市側の協力を要請した。

 同プロジェクトはコロナ禍の差別や偏見を防ごうと愛媛県の有志が始めた運動で、黄緑色のシトラスは同県の特産品の柑橘類にちなんだ。感染者や医療従事者に寄り添い、相手を思いやる気持ちを込めて、リボンには「地域」「家庭」「職場」を示す3つの輪がある。

 この取り組みを今年5〜6月ごろに下松高生徒会が知り、全校的な取り組みに展開。プロジェクトの趣旨とリボンの作り方を説明した動画を生徒会と保健委員会が制作して各教室に放映し、生徒全員がこのリボンを自作した。さらに9月の文化祭「下高祭」で生徒会と保健委員会がリボンを制作して生徒全員と教職員に配布した。

 この取り組みを市議会(中村隆征議長)が8月にオンラインで開いた「高校生との意見交換会」で西会長らが報告。この輪を一層広げたいと、意見交換会を主管した市議会広報広聴委員会(磯部孝義委員長)を通じて市長に報告することになった。

 この日は同校から生徒会の西会長▽石原和華(のどか)副会長(17)▽庶務の瀧山璃空(りく)さん(17)▽会計の吉田恒陽さん(17)や、高崎富夫教頭、生徒会担当の橋本理沙教諭が出席。市側は国井市長や瀬来輝夫健康福祉部長、市議会の磯部委員長が同席した。

 西会長は「多くの生徒がシトラスリボンを身につけるようになったが、下松高だけで終わらせてはもったいない。コロナは収束に向かっても、差別や偏見を減らす活動を下松高から発信したい」と協力を求め、手づくりリボン20本を贈った。

 国井市長は「市民の皆さんのおかげでコロナワクチン接種が進んだ。コロナ後も差別や偏見をなくす皆さんの気持ちに市も一緒に取り組みたい」とお礼を述べ、瀬来部長も「いただいたリボンは幹部職員や福祉担当部門の職員に着用を促したい」と感謝した。

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