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【下松】[下松市議会]「道路や歩道を整備して」高校生26人と議員が懇談会 生徒の質問に議員が“答弁”
地域下松市下松市議会(永田憲男議長、19人)は24日「高校生と議会の懇談会」を開き、市内の高校3校の生徒26人が議員と意見を交わした。生徒から道路や歩道の不備を指摘する声も出て、議員側は「担当課に早急に対応するように指示する」と確約する場面があった。
各校代表「地域のためにできること」で質問
この取り組みは2015年に初めて開いて以来7回目。コロナ禍で2回中止し、昨年は台風が接近のため取りやめた。21年はオンラインで開いたため、対面では5年ぶりの開催になった。
参加したのは華陵高12人▽下松工高8人▽下松高6人。議席には生徒が座り、議員は執行部席に並んだ。傍聴席には各校の教員や保護者をはじめ、市の特別職や部長級などの職員、平岡秀夫元衆院議員の姿も見られた。
各校の代表生徒による「地域のためにできること」をテーマにした発言では、下松工高2年の岡村亘泰さんが同校周辺の歩道や道路の不備を指摘し改善を要請▽華陵高3年の武安香奈さんと倉木綾音さんが笠戸島を核とした観光政策の展開を提案▽下松高1年の高橋直也さんが人口増加、選挙の投票率向上などの提言を述べた。
意見交換では都知事選の話題も
これを受けて議員から、岡村さんには金藤哲夫議員▽武安さんと倉木さんには磯部孝義議員と藤井洋議員▽高橋さんには堀本浩司副議長と浅本輝明議員が“答弁”した。磯部議員はコロナ禍を経て市内のイベント開催が復活している現状を説明し、生徒たちの参加や提案を呼びかけた。
このあと議長室や委員会室、各会派の控室を見学。各校ごとに3常任委員会の議員たちと意見を交換した。
中には議員から「東京都知事選の候補者では誰に期待する?」の問いもあった。ある男子生徒は「石丸伸二さん。安芸高田市長時代の市議会の闇を明かすパワーが好きだった」▽ある女子生徒は「小池百合子さん。知事として経験豊富で、候補者同士の座談会でも安定している感じを受けた」と話していた。
下松市議会「高校生との懇談会」出席生徒
[下松工高]
[3年]原田和佳、中尾颯馬、新山悠、船越羽奏
[2年]岡村亘泰、金本悠希、長迫琉生、森繁祐斗
[華陵高]
[3年]奥村尚輝、天野咲菜、阿波美南、熊川日菜、倉木綾音、貞久由依、竹内美結、武安香奈、野村柚凪、谷川礼王、橋本紗奈
[2年]金井遊暖
[下松高]
[1年]井上璃虹、井上智預、三浦菜々、清水柾己、白井倫太郎、高橋直也