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地域 : 周南市のニュース
感染予防の徹底呼び掛け クラスター発生で対策本部会議 飲食店や市民にも
地域周南市周南市は19日、第18回新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、飲食店にオンラインゲームなどのために集まった若者の間に新たなクラスターが発生したことから、「今後の対処方針」を改訂、会話の際にマスクを着用するとともに、大人数・長時間での会食は「特に控える」とした。この日、周南料飲組合、周南西料飲組合を通じ、飲食店に感染拡大防止へ、チェックリストやガイドラインなどの確認、自己点検など取り組みの徹底も求めた。
この会議は部長級職員が出席。今回発生した「インターネットを介して知り合ったゲーム仲間クラスター」は、10日、11日に周南保健所管内の飲食店であった集まりから発生。18日までに周南市内の12人と光市の2人、下松市の1人、山口市の4人、岩国市の2人、山陽小野田市の1人の計22人の感染が公表されている。このうち20代が21人を占め、そのほか集まりの参加者の家族で40代の女性が感染している。
会議では、感染状況やその後の動きを報告した。17日はクラスター発生を把握したため午後6時に料飲組合に連絡▽18日は同会議の幹事会議を開催、料飲組合に連絡▽19日に対策本部会議を開き、午後は周南料飲組合、周南西料飲組合へ協力を依頼した。
会議では、ボートレース徳山で17日にレースの開催業務従事者に感染者が見つかったことも報告された。感染者の発生で、16日から20日まで開催中の今節のレースを18日から中止した。
業界のガイドラインに基づいて自主的に選手44人、市職員10人、開催業務従事者73人の計127人を濃厚接触者に準ずる者としてPCR検査を実施中で、会議ではこのうち55人は陰性となったことが報告された。残りの検査結果は20日に判明した。
19日は市長メッセージも発表。「まん延防止等重点措置」の対象区域への不要不急の往来は控えることや、県境をまたぐ移動は慎重に判断することを呼び掛け「市民一人ひとりが高い危機意識を持つことが一番大切」と述べている。