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黒神公直さん(遠石八幡宮名誉宮司)逝く 地元を愛し91年、600人が送る
地域周南市山口県周南市の遠石八幡宮名誉宮司で、県神社庁庁長、徳山商工会議所会頭などを務めた黒神公直(くろかみ・たかなお)さんが25日早朝、すい臓がんのため亡くなった。91歳だった。26日夕に通夜、27日に告別式が大内町のベルコシティホール徳山で営まれ、いずれも300人が参列した。喪主は長男で同八幡宮宮司の直大(なおひろ)さん。
黒神さんは元徳山市長で同八幡宮宮司だった黒神直久さんの長男。徳山高で教壇に立ったあと神職を継いだ。商議所会頭のほか、県教育委員長などを歴任した。
徳山青年会議所、周南西ロータリークラブやスポーツ分野でも幅広く活躍した。新周南新聞社の取締役でもあった。児玉神社の前宮司で、最近では児玉源太郎顕彰会の副会長を引き受けていた。
告別式は、政財界はもとより、生前の黒神さんを知るたくさんの人が参列して玉串を捧げた。喪主のあいさつで直大さんは92歳の誕生日の5日前に亡くなったと明かして「地元を愛し、人を愛した人生だった」と述べ、にぎやかなことが好きで告別式も公直さんにふさわしいものになったと公直さんをしのんだ。
