2025年04月30日(水)

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【周南】「悪口を書かない」「安易に信じない」 晃英館でネット安心安全教室

  • 積極的に話す生徒ら

 周南市の中高一貫校の晃英館中学校と山口県桜ケ丘高校(藏増聡校長)は18日、周南警察署と「子どもと親で考えるネット安心・安全教室」を開いた。

 SNSの利用について生徒が主体的に意見を出し合い、意識を高めてネットトラブルを防ぐことと、保護者と子どもの望ましい関わり方を考えることが目的。

 参加したのは晃英館中の1・2・3年と山口県桜ケ丘高晃英館中コースの1・2年の生徒47人、保護者9人、教員12人。これまで3者で話し合う機会はなく、生徒会長や各学年の有志の生徒が実行委員を務め、昼休みを活用して新しい試みの準備を進めてきた。

 教室では事前に回収したSNS利用調査アンケートの結果を発表。多くの生徒が平日に1日3時間ほど利用していることがわかった。

 生徒と保護者混合のグループにわかれ、「1日15万円のバイトに応募したB君がメッセージアプリで住所・氏名・学校名・家族構成・口座番号・顔写真入り身分証を相手に送信。脅迫文が届いて、指示通りにお金を運ぶ仕事をこなした」という事例についての問題点・危険性・対策に意見を出し合って、グループの代表者が発表した。

 問題点では「個人情報の漏洩」、「ネットの相手を簡単に信用した」、「危機管理能力の欠如」▽危険性では「犯罪への加担」、「監禁や殺害されていた可能性」、「家族などへの被害」▽対策では「家族や警察へ相談」、「個人情報を教えない」、「日頃から相談しやすい相手を作る」、「知識を持っておく」などが挙げられた。

 これらの意見と実行委員会の意見を合わせ、同校生徒の約束ごととなる5箇条の「晃英館宣言」を策定。

 生徒会長の篁幸一郎さん(高1)は、「インターネットについて考え直すいい機会になった。3者の視点があり、様々な気づきがあった」と話す。

[晃英館宣言]

一、22時を過ぎたら利用を控える
一、悪口を書かない
一、画像を載せない
一、警察や信頼のおける人に相談する
一、安易に情報を信じない

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