ニュース
地域 : 周南市のニュース
【周南】医療と介護の一体提供を強化 周南市初・徳山病院内に「特定施設さくら」
地域周南市周南市南浦山町の医療法人周友会徳山病院(高山成吉理事長)内にあった「サービス付き高齢者向け住宅さくら」が、11月1日から“地域密着型特定施設入居者生活介護”の指定を市から受け、名称を「特定施設さくら」に変更した。
周南市での“地域密着型特定施設入居者生活介護”の指定は同施設が初めて。“地域密着型特定施設入居者生活介護”は介護保険制度に基づくサービスで、要介護者が住み慣れた地域で安心して生活を継続できるよう支援するもの。定員が29人以下の介護施設であり、要介護者で周南市在住の方が対象になる。
病院内に特定施設が併設されることで、利用者は日常的な健康管理から急な体調変化への対応まで、病院の医師や看護師による迅速かつ継続的な医療的バックアップを常に受けることができる。
特に認知症高齢者や医療依存度の高い入居者は専門的な医療ケアが必要となった場合でも、移動の負担なくスムーズに治療を受けられる体制が整っている。施設管理者の福島事務次長は「医療と介護の緊密な連携をさらに深め、この“特定施設さくら”を通じて、地域の高齢者の皆さまが、質の高い医療と手厚い介護を一体的に受けられる環境を提供し続けることで、地域福祉の向上に貢献してまいります」と話す。
問い合わせは同施設(0834-34-1550)へ。
