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110番 : 下松市のニュース
【下松】50代男性が2,481万円の詐欺被害 金投資で利益発生装う
110番下松市8月中旬から10月27日にかけ、下松市に住む50代の自営業の男性が現金合計2481万2230円をだまし取られる詐欺事件が発生した。
下松警察署の調べでは、8月中旬、男性が自宅のパソコンで投資関連の情報を検索中に、実在する男性投資家が投資指南をしているという情報を見つけ、その投資家を名乗る者とSNSのアカウントをサイト上で交換し、投資の指南を受けることとした。
その後、その投資家から紹介されたアシスタントとアカウントを交換。アシスタントから「その投資家が国際的な金の取引をしていて、国際的な金取引は売り買いどちらも可能で相場が下落した時でも稼げて、自由に出金もできる」などと説明を受け、アシスタントから送られてきたサイトのURLにアクセスし、同サイトにアカウントや投資用口座を開設した。
男性はアシスタントの指示に従い、金の「売り」「買い」を選択する取引を開始し、9月13日から10月13日までの間に11回、合計2200万円を指定された口座に送金。
サイト上の取引データで利益が出ているような表示があり、男性が指定した口座へ5千円の出金を申し込むと実際に振り込みがあった。
その後、投資で1億円以上の利益が出ていると取引データ上に表示があり、全額を引き出したいと男性がアシスタントに伝えると「利益の数パーセントを税金として支払う必要がある」と説明を受け、10月27日に281万2230円を指定された口座に振り込んだ。
10月30日にアシスタントに「手数料として1500万円を振り込まないと出金できない」などと言われたことで詐欺を疑い、その投資家をかたった詐欺被害がほかにも発生していることに気づき、投資家とアシスタントとの連絡が取れなくなった男性が10月31日に下松署に届け出た。