2026年04月16日(木)

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政治 : 光市のニュース

両市立病院の存続機運高まる 市川市長の4選どうなる? 大和コンパクトシティも推進へ

  • 完成した市立光総合病院

  • 盛り上がった「まちぐるみウェディング」

  • 大和コミュニティセンターの完成式典

■厚労省リスト公表で両病院維持鮮明に

 光市内の各地に大きな爪あとを残した昨年の豪雨災害に比べて、今年は静かな1年になった。懸案の市立光総合病院の移転新築も完成したが、厚生労働省が9月に突然発表した「再編が必要な公立・公的病院」の全国424病院の中で同病院や市立大和総合病院が名指しされていたことが、皮肉にも両市立病院の存続の機運を高めることにつながった。

 二つの市立病院を抱える光市は、その両立に腐心してきた。現在3期目の市川熙市長(72)は1期目の市長選で「二つの市立病院を守る」と公約し激戦を制しただけに「光総合は急性期主体、大和総合は慢性期主体」と機能を分割し、中でも大和総合に最小限の急性期機能を維持して両病院の存続を図った。

 この手法は市民から一定の評価を受け、市川市長の2選、3選を支えた。老朽化した光総合が新築移転を果たした矢先、厚労省の病院再編統合リストに光総合も大和総合も病院名が名指しされたのだから、市川氏は当然、両病院の存続を市議会の一般質問に答える形で強い口調で明言した。

 このため議会内には市長発言を「4期目出馬の決意をにじませたのではないか」と受け止める声がある。市長選は市議選と一緒に来年秋の予定。市長選は市川氏の出馬の是非次第で選挙戦の構図が変わるだけに、市川氏の去就が注目される。

■「まちぐるみウェディング」は大成功

 財政はどうか。実質公債費比率は9.5とおおむね良好だが、弾力性を示す経常収支比率は95・2%と高止まりだ。光市は日本製鉄や日鉄ステンレス、武田薬品工業など主要企業の法人市民税に頼るところが大きい財政構造だけに、経済動向の行方は目を離せない。

 一方、市のソフト政策は市民を巻き込む形で大きく前進した。中でも公募に応じたカップルを祝福する「光と虹のまちぐるみウェディング」は光駅構内と虹ケ浜海岸を会場に市民600人が集う、市民参加型の「おせっかい」人前結婚式を開き、新しい時代のまちづくりのあり方を効果的に演出した。

■市民目線の意見を積極的に

 旧光市と旧大和町との合併から来年で16年。大和地域では今年、住民の悲願だった大和コミュニティセンターが完成し、市大和支所が旧町役場から同センター内に移転した。

 束荷の農業振興拠点施設・里の厨の経営も順調に進む。今後は岩田駅から大和総合病院までの道路整備が進む予定で“コンパクトシティ”が次第に形を見せていくだろう。

 任期満了に伴う来年秋の市長選は市川氏の動きが注目され、市議選はすでに複数の新人の出馬がうわさされており、候補者数が定数18を若干上回る構図が予想される。

 市政の主役は市民一人一人。市議会は一般市民を対象に市議会モニター17人を委嘱し、市民目線の意見を積極的に吸い上げている。来年は行政にも議会にも市民の声がもっとたくさん届き、改善の方向性が力強く打ち出されることを期待したい。

(山上達也)

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