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政治 : 光市のニュース
【光市】岡山県の医療法人睦会に 老健「まほろば」譲渡の優先交渉権者
政治光市来年4月へ急ピッチで手続き
山口県光市は23日、来年4月1日から民間譲渡の方針を決めている岩田の市営の介護老人保健施設「ナイスケアまほろば」の優先交渉権者に、岡山県赤磐市の医療法人睦会を選定したことを公表した。売却価格は1億6400万円。市は残り7カ月間で民間譲渡に向けた手続きを急ピッチで進めていく。
同施設は合併前の旧大和町が1999年に開設。鉄筋コンクリート3階建て、建築面積は1,806.84平方メートル。入所70人(うち認知症専門棟25人)▽通所30人。
市は当初の応募資格を、県内に事業所を有する医療法人▽社会福祉法人▽「厚生労働大臣の定める介護老人保健施設を開設できる者」とした。2月に周南市の医療法人が優先交渉権者に内定したものの同法人は5月に辞退したため、市は改めて募集した。応募資格のうち「医療法人」は県内外を問わないことにした。
睦会のホームページによると、同法人は赤磐市内で入所定員80人の介護老人保健施設ひかり苑を経営している。光市内で障害者や高齢者の福祉施設を展開する「ひかり苑」とは無関係。
市によると今後は同会と仮契約の締結のための協議を急ぎ、市議会で財産処分の議決を経て、中国四国厚生局で手続きを進める。正式な契約締結を経て同会に譲渡する。
現在の職員は正規職員29人▽会計年度任用職員16人の計45人。民間譲渡後も希望者は同施設で雇用するよう求めていく。問い合わせは市福祉保健部介護老人保健施設民営化準備室(0833-74-3110)へ。