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高村、岸氏手堅く当選 厚い保守地盤、自公連携奏功 投票率は前回下回る
政治その他岸田文雄政権初の全国規模の国政選挙となった衆院選は10月31日に投開票され、周南地域を含む山口1区、2区はともに自由民主党公認、公明党推薦の前職が当選した。投票率は1区が48.50%(前回比5.93ポイント減)▽2区が51.61%(同2.27ポイント減)で、いずれも前回を下回った。
今回の衆院選は全国的に与野党の候補一本化が進み、山口県内でも4選挙区のうち1〜3区は与党と野党が一騎打ちで対決する構図が鮮明になった。
山口1区は自由民主党前職で財務大臣政務官の高村正大氏(50)が立憲民主党新人の大内一也氏(48)を前回に続いて退けて2期目の当選を飾った。両氏は4年前の前回、新人同士で対決している。
高村氏は祖父の故高村坂彦元徳山市長、父親の高村正彦元外相と3代続く「高村ブランド」に裏打ちされた高い知名度と、4年間の地元活動、国会活動の評価から手堅い選挙戦を展開した。衆院解散直前に財務大臣政務官に任命されたのも選挙戦に有利に作用した。
大内氏は、前回は独自候補を立てた日本共産党が今回は候補を立てなかったことなどから野党統一候補の立場で選挙戦を展開。県内の野党組織による「市民連合@やまぐち」の支援も受けたが、高村氏が頼みとする厚い保守地盤を切り崩すまでには至らなかった。
山口2区は前回と同じ顔ぶれによる一騎打ちで、自由民主党前職で防衛大臣の岸信夫氏(62)が、日本共産党新人の松田一志氏(64)を抑えて4期目の当選を果たした。
岸氏は防衛大臣の公務で選挙期間中、全く帰郷できなかったが、防衛大臣秘書官で長男の岸信千世氏(30)が父の代理を務めて選挙戦を展開。手堅い戦いで当選を果たした。
松田氏は「野党統一候補」を前面に掲げた選挙戦を展開。上関原発建設計画反対などで保守層への切り込みも図ったが、岸氏の議席を奪えるまでに支持は広がらなかった。
コロナ疲弊経済の回復に全力 1区高村氏が2期目に意欲
2期目の当選を決めた自由民主党前職の高村正大氏(50)は、支持者約250人が詰め掛けた周南市岐山通の選挙事務所で万歳を三唱して喜びを分かち合った。
選挙事務所には同党山口1区選対本部長の防府市の島田教明県議をはじめ、周南地区後援会の宮本治郎会長、藤井律子周南市長や池田豊防府市長、自民党の友広巌、新造健次郎、坂本心次各県議、公明党県本部副代表の上岡康彦県議、保守系や公明党の多くの周南市議らが集まり、報道機関から投票終了の午後8時に当選確実の報が出ると拍手がわいた。
島田本部長の音頭で万歳を三唱し、宮本会長、藤井市長、池田市長の祝辞に続いて高村氏は「周南、防府、山口の3市の発展が日本の発展につながる気持ちで2期目の任期を全うしたい。(私は)皆さんの代表ですからどんどん使ってほしい。必要なことはどんどん言ってほしい。そのことが地域を発展することにつながる」と決意を強調した。
報道各社の共同インタビューには「さっそくあす午後から財務大臣政務官としての公務が入っている。コロナ禍で傷ついた日本経済をどう回復させていくか、日本を取り巻く大変な国際環境の中で日本人の生命、財産、尊厳をいかに守っていくかに力を尽くしていく」と話し、2期目への意欲を示していた。
