2026年04月16日(木)

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6,424万円もどこに使ったの? 櫛ケ浜駅トイレを検証!

  • 女子トイレの個室(山口県周南市JR櫛ケ浜駅)

 山口県周南市のJR櫛ケ浜駅の整備工事が終了し、11月22日から公衆トイレの供用が始まった。トイレの広さは28.41平方メートル。このトイレは市が交通結節点環境整備事業で整備した。

 これまではくみ取り式で男女の区別もなかったが、住民たちの要望もあって整備が決まった。仮設トイレの設置、スロープ建設など含めて建設費は6,424万円。JRの子会社の広成建設が建設した。なお入札参加は同社1社だけだった。

 下松市では2010年にJR岩徳線の周防花岡駅横に公衆トイレを建設したが建設費は1,089万9千円。18年に周防久保駅にも市がトイレを建設したが、女性専用はなく男性用と多目的トイレがあり、建設費用は837万円。

 櫛ケ浜駅のトイレはどんなものになったのだろうか。男子トイレは小便器2基、洋式が1基。女子トイレは洋式2基。多機能トイレは洋式1基で、人工肛門などのオストメイト用の設備1基。ベビーチェアとおむつ替え用のベビーシートが設置されている。

 11月22日の午前11時ごろ、小雨が降る中、女子トイレを訪れた。入口の看板には「トイレットペーパーがあります」と書いてあり安心した。女子トイレは個室が2つ。トイレには蓋がついておらず、奥の個室の便座に泥のような汚れが付いていた。除菌用のクリーナーや便座に載せる使い捨ての紙のシートもなく、手前のトイレに入った。

 便器はTOTOのSH596BAYR。希望小売価格は6万5,340円。クリーム色で、ウォシュレット機能などは付いていない。「音姫」などのトイレ用の擬音装置もない。

 手洗い器は2つ、センサー式で自動で水が出るが冷たいものしか出ない。石けんもないため、便座の蓋がないのと合わせて感染症への対策も不安になった。

 正直、必要最低限のトイレといった印象で、多機能トイレも見たが、これといって取り上げるほど感動もなかった。どこにそんなにお金がかかったのか分からないトイレだった。

 高額の整備費用に対し、市の公共交通対策課の担当者は「何もないところからトイレを作っただけではなく、既存のものを解体して作り、工事中は仮設トイレも設置した。費用の内訳は公表されている通りです」と話している。

(松井光希)

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