2026年06月13日(土)

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4カ月待ちの学校も 早く予約を 認知機能検査、高齢者講習 高齢者免許センター開設が効果

  • 高齢者が加害者の事故も…

 2017年の道交法改正で70歳以上の高齢者は運転免許証の更新前に高齢者講習、75歳以上は認知機能検査と高齢者講習を受けなければ更新できなくなった。講習は自動車学校で受講するがすぐには予約がとれない自校も多く、全国的に問題となっている。このため山口県警は4月から自校でしていた認知機能検査を各警察施設でできるようにし、県警運転免許課内に受検の予約の窓口になる高齢者免許センターを開設した。講習も受講がいつ可能か、ホームページで各自動車学校ごとに示している。山口県では、現在の待ち時間は10日ほどから4カ月になっている。(延安弘行)

75歳以上の更新は3万7千人

 全国の70歳以上の免許保有者は2018年が1,129万6,951人、75歳以上でも563万8,309人、山口県はそれぞれ16万3,494人、8万4,481人。75歳以上だけでも年間3万7千人が更新時期にあたると見られ、免許を返納しなければ認知機能検査、高齢者講習を受けなければならない。受講期間は更新期間が満了する前6カ月以内となっている。

 これに対して自動車学校は23校。各校の所在地や個別の事情で受講可能日は大きく異なる。5月29日現在で最も遅い小郡自動車学校は2時間講習が9月28日、3時間講習が10月3日と4カ月先でないと受講できない。下関自校も2時間、3時間とも9月28日になっている。最も早いのは岩国自校で6月7日、6月10日。

 周南でも学校によって異なり、南陽自校はそれぞれ7月5日、6月21日▽光自校が7月19日、7月24日▽周南自校が8月22日、6月15日▽下松自校が2時間、3時間とも9月6日になっている。

 認知機能検査は高齢者免許センター、高齢者講習は自動車学校に電話して予約する仕組み。手数料は認知機能検査は750円、2時間講習で5,100円、3時間講習は7,950円。

認知機能検査で3分類

 75歳以上はまず「認知機能検査」を総合交通センターなど13カ所の警察施設で受ける。周南地域では周南西幹部交番、下松署が会場になっているが光署管内はない。検査結果は3分類され、記憶力、判断力が低くなっている場合は医師の診断を受け、認知症だった場合は運転免許を更新できない。認知症でなければ3時間の高齢者講習を受講する。

 記憶力、判断力が少し低くなっている場合は3時間の講習を受ける。3時間の講習は運転適性検査、双方向型講義、実車指導に個人指導など。記憶力・判断力に心配がない場合は70歳以上と同様の2時間の講習を受ける。

 同センターの開設後、待ち時間は最長でも4カ月のため、更新期間満了の約6カ月前に届く「高齢者講習通知書」「認知機能検査及び高齢者講習通知書」を見てすぐに申し込めば更新までに講習などを終えることができる。

 同センターでは検査、講習についてだけでなく、運転免許証の自主返納の相談も受け付けている。受け付け時間は平日の午前9時半から午後4時までで、電話番号は083-975-3322。

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