2026年04月29日(水)

コラム「一言進言」

経営以前の体制

経営以前の体制~決算もできない道の駅「ソレーネ周南」~

□誰1人責任を取るつもりがない組織で運営されている周南市の道の駅「ソレーネ周南」が迷路に入った。なんと山口銀行が監査して報告された決算が、経営者たるツーリズム協議会に何ら報告がない段階で、市に決算に間違いがありましたと通告され、開催予定だった市議会の委員会も延期になった。江本伸二駅長にすべての権限を与えた協議会も無責任なら、その協議会を作った行政も無責任、ここにきて江本駅長の独断専行の業務にも大きな疑問符がついた。
□この話にはまだ落ちがあって、監事、つまり監査をする人は山口銀行と西京銀行からの2人に決まっていた。しかし、今回の監査は山口銀行だけで、西京銀行は参加していない。西京銀行に聞くと、昨年、江本駅長から監事の依頼があって、対応していた。しかし、今回の決算は案内もなく、蚊帳の外に置かれた。
□社団法人の監査が、監事が2人いるにもかかわらず、1人にしか依頼せず、しかも監査報告までさせて、結果、間違いがありましたはひどすぎる。引き受けた監事にすこぶる失礼で、案内もしなかったというのは、法律にも抵触するような業務だ。またそれをとがめず、決算を承認した協議会は、経営者の資格さえ疑われる。700万円もの経費の問題だと言うが、果たして決算の数字そのものが正確なのか。
□年間1,400万円もの税金が注がれる施設だ。業務委託費は一体どう使われているのか。こんな団体、体制で信用できるのか。行政は、作ればもう自分たちには関係ないと高をくくっていたのではないか。働いている人への補償は誰がするのか。納入業者へどう弁明するのか。とりわけ、税金を納めている市民にどう説明するのか。市民の1人として怒りが収まらない。地産地消、福祉の駅など、掲げた理想とはかけ離れた、ずさんな経営に、木村市長はじめ関係者の責任は重い。
□そもそも道の駅は、島津元市長時代の発案だった。市役所にいた知人は担当を命じられ、無理だと感じて早期退職をした。木村市長は道の駅構想はやめると公約に掲げて当選した。しかし、当初の予算を削ったことを理由に設置を正当化した。議会もそれを承認した。やり方によっては黒字化できるかもしれないが、少なくとも今の責任者のいない経営体制ではいけない。責任を取れる確かな経営母体を早急に見つけることだ。

(中島 

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