2026年06月15日(月)

コラム「一言進言」

さらなる進化を目指して

~今年1年ありがとうございました~

■2016年が終わる。今年の漢字は「金」だった。金メダルをイメージしたが、世界がお金に明け暮れた。為替は目まぐるしく変化、株価も上下が激しく、素人目には皆目わからない。大企業と言えども合併、買収が目まぐるしかった。出光と昭和シェルとの統合話など、予想すらできない時代になった。イギリスやアメリカなど、グローバルな世界とは反対の流れが主流になった。
■国内的には、地方創生の掛け声は大きかったが、確実に衰退を続けている。人口減、高齢化など歯止めなどかなわぬ事態が進行、若者が確実に減少している。街中のコンビニエンスストアが象徴的だが、留学生か、お年寄りばかり店頭で見かけるようになった。しかし、周南地区はまだ恵まれている。コンビナート企業群が健在で、何とか出荷高も県内最高だ。
■周南市の周南ツリーまつりの集中イベントには、今年もどこからこんなにと思えるぐらい若者が繰り出していた。まだまだ何とかいける。下松市の小中学校は満杯状態だ。やりようによっては、もっと元気な地域にできる。
■大人たちの工夫次第だ。知恵比べの時代だ。どんな知恵を使うかが勝負だ。周南3市が連携を深め、産業構造の大変換も可能だろう。若者が働きやすい環境を今なら構築できる。
■周南地域地場産業振興センターを作ったように、人材育成に力を結集することもできる。IT系の勉強をしたい若者に環境を整備するのは簡単だろう。徳山駅ビルの新図書館も、料理や旅行も面白いが、IT系の力を付ける拠点にだってできる。1脚何十万円の椅子も結構だが、自由に使えるパソコンを並べるのも面白い。高度な講座も開設すればよい。お金をどこにかけるか、若者に特化する分野も必要だろう。
■地域の課題は明確だ。高齢化対策と、少子化対策だ。2番せんじ、3番せんじの施策ばかりだと若者から見放される。急激な労働人口減少は目の前だ。先日、30歳代の地域プロデューサーの話を聞いた。3年後、日本経済は急激に落ちると予想していた。国と直結した人物だけに説得力があった。地方創生予算も今回が最後かもしれない。来年は自立した地方を目指す大きな分岐点だ。
■日刊新周南も、電子書籍化の分野に取り組んできたが、まだまだ浸透していない。記事の内容ももっと生活に役立つ情報を、経済活動に助けになる情報を、と進化することが肝要だろう。小さな地方紙ながら、存在する意味はまだまだあると信じている。
■地域にとってなくてはならない地方紙になるよう、さらなる精進を誓って、今年を終えよう。ありがとうございました。

(中島 

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