2026年06月26日(金)

コラム「一言進言」

より幅広い声を国政に

~あきらめずに投票を~

■報道各社の世論調査で自公圧勝と出た。過去、そんなに番外編は出たことがない。希望の党は現有議席を減らしそうだ。何のための合流だったのだろうか。前原、小池両氏に、自公はありがたいと思っているとの記事もあった。思えば、細川護煕氏の日本新党結成から混成野党時代が始まった。政権はとったが、野合はしょせん野合だった。細川氏は熊本県知事時代、わずか数メートルバス停を動かすのに国の許可を取らなくてはならない、と、国政に打って出た。新鮮で格好良かった。
■これで地方分権国家に変化するかと期待したが、相変わらずの構図で今日まで来た。今では国家権力をさらに強化、総理大臣がすべてを決め、国会も眼中になくなった。野合集団のご都合主義は離合集散を招くのは当たり前で、理想などそっちのけで国会議員なりたい病集団の様相だ。
■ここ周南地区では、全国紙でも予想は自民圧勝とある。2区は仕方ないにしても、1区は、高村候補の優位は当然だろうが、希望の党の大内候補は頑張りようでは比例復活の可能性があるかもしれない。山口県から1人ぐらい野党議員がいてもいい。山口県は他県に劣らず疲弊している。総理を輩出していても、施策は地方に厳しい。政令都市と地方都市の差は開く一方だ。
■政府は全国で合併を推し進め、合併特例債をばらまいた。しかし使途が限定的で、これといった起爆剤に使えなかった。地方自治体の使い方にも問題はあったが、若者流出の歯止めにも、少子化対策、高齢者対策にも有効な使い方はできなかった。豪華な建物だけが残り、維持費が今後、財政を圧迫しそうだ。
■地方が元気を失うと、国全体が元気を失う。大内候補は山口県で生まれ育った野党候補だ。金太郎飴のような施策ではない、真剣に地方を元気にするポイントを押さえた施策を訴えてほしいものだ。
■県内の国会議員全員が与党というのはいかにも異様だ。小選挙区制度のせいだが、より幅広い声が国政に届くことが健全な国家だ。野党のだらしなさも大きな原因だが、どうせ投票に行っても駄目だと、思い込みを強めるのが怖い。せっかくの国政選挙を自民党への信任選挙にしてはならない。投票に行くことは無駄ではない。

(中島 

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