2026年01月18日(日)

コラム「一言進言」

公務員が避難誘導の先頭に

〜災害には逃げるが勝ち〜

■災いは忘れたころにやってくると言うが、ここ最近は記憶に新しいうちに次々とやって来るようになった。それも尋常ではない規模で、経験上初めてのすごさだ。北海道の地震がこれで最後ではない。きっとまだまだ各地で起こるだろう。豪雨、地震、この繰り返しだ。

■人間の尊大な振る舞いに地球が怒っているようだ。金もうけが一番で、倫理観や道徳観、社会的使命を一切語らない政治家や高級官僚が跋扈(ばっこ)する時代。経済の上昇がすべてを帳消しにしてきた。それが災害の原因とは言えないが、山村から若者が都市部に流出、超高齢化の山村でお年寄りが災害にあっている。若者が近くにいないから、手を引いて助ける人がいない。

■人間が自然に勝とうというのは傲慢だ。ひたすらうまく逃げる方法を考えるしかない。今回の西日本豪雨災害でもそうだったが、防災無線も広報車もほとんど聞こえなかった。なくてはならないものだが、効果を検証すべき課題だ。

■避難勧告に従った人はどれだけいたか。高齢者は特に家を離れたがらない。役所は広報したから責任はもうないと思っている。地方は先述したように若者がいない。いったい誰が避難誘導するのか。地域コミュニティーが崩壊してきたこれからは、行政が主導して連絡網、誘導を決めていかないと被害は食い止められないだろう。

■光市では、逃げ遅れて孤立した母子を、巡回していた市職員が危険な中、助けに向かったという。これからは、地域ごとに市職員の担当者を決め、避難誘導などの先頭に立つ必要があるだろう。災害ボランティアの受け入れは各市社会福祉協議会が担っている。その頑張りようには頭が下がる。

■周南市は避難勧告を出すべき地域に出しそこねた。これからの対策に期待するが、職員教育に力を入れる雰囲気が少なすぎる。もっと地域に近づく姿勢を強調すべきだ。地域を歩かせることだ。知ることだ。私の知る市役所OBは、山間部でもすべての道を歩いて知っている。「公務員だから当然だ」と語っている。

(中島 

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