2026年04月29日(水)

コラム「一言進言」

明治維新がいまだに残る進路指導

~県内の大学説明会ようやく~

■ 激しい選挙の後は少々しこりが残る。熱心に応援すればするほど気持ちの切り替えが難しい。島津幸男市長誕生の時も激しかった。最後には百条委員会まで設置して続投させなかった。藤井周南市長誕生でも反発は残った。夫の故藤井真県議からずっと自民党が支えてきたが、その自民党の仲間たちからの反発が激しかった。立候補までの過程が気に食わなかったのか、徳山大学校友会が藤井市長を応援したからか、自民党長老市議2人が珍しく語気を強めて藤井市政を攻撃した。

■ 最終的には藤井市長最初の予算案は、共産党を除いた全員の賛成で可決された。徳山大学公立化への調査費は、最後まで長老2人から反対意見が出たが、中では、コンサルタントへ依頼することへの不信はもっともだった。何でもかんでも地方自治体はコンサルタントへ頼む。中央のコンサルタント業者の金太郎飴的なまとめ方へは私も反発する。この地方の特性をよく理解したコンサルタントはそうそういない。調査の方法は大切だ。

■ 前回も触れたが、徳山大学が変革し、地域の重要な「知の拠点」になることは、お金もかからず、若者定住に最も有効な手段の一つだ。5、6年前から提案してきたが、ようやく端緒についた。当時県議だった藤井市長にも手伝ってもらって、県の教育委員会に何度も足を運んだ。県教育委員長だった山縣俊郎氏も一緒だった。山口県の公立高校では県内大学の説明会も開かれなかった。広島県では他県の大学案内すら置かせてもらえなかった。県内の高校生が県内の大学に進学することが、どれだけ大切かを説いた。

■ 驚いたことに、県教委は「現場がなかなか難しい」だった。とにかく上に上り出世することを目標にした進路指導が主流で、地元に残れとはよう言わない、とのことだった。幾度かの会合を経て、ようやく次の年から県の方針で地元の高校で、地元の大学の説明ができるようになった。明治維新の気概がここまで山口県教育に残っていたかと3人で嘆いたのを覚えている。

■ 藤井市長は多分そのことが、頭の中に残っていたのだろう。公立化はその延長線上の発想だ。私たちの時代は当然のように、山口大学などを進める進路指導は聞かなかった。そういえば故藤井真県議は子どもの進学に山口県にこだわっていた。山口県以外は行かさないまで言い切っていた。

(中島 

LINEで送る
一覧に戻る
今日の紙面
山口コーウン株式会社

「安全で 安心して 長く勤められる会社」をスローガンに、東ソー株式会社等の化学製品を安全かつ確実にお届けしています。安全輸送の実績でゴールドGマーク認定を受け、従業員が安心して働ける環境と「15の福利厚生」で従業員の人生に寄り添っています。

スバル合同会計 周南事務所

相続時や建物の購入売却時の相続税・資産税のご相談。
大切に育てた事業の譲渡や事業の拡大にむけて、複数の専門業者との提携で、お客さまの求める結果を一緒に目指します。

東ソー

東ソーが生み出す多種多様な製品は、社会インフラや耐久消費財など人々の生活に役立つさまざまな最終製品に使われています。総合化学メーカーだからこそできる、化学の革新を通して持続可能な社会に貢献していきます。

周南公立大学

2024年春、周南公立大学は新学部学科を開設しました。経済経営学部(経済経営学科)、人間健康科学部(スポーツ健康科学科・看護学科・福祉学科)、情報科学部(情報科学科)の3学部5学科体制となりました。大学の活動や入試情報も随時公開中!