2026年06月15日(月)

コラム「一言進言」

「何か困ったことは無いですか?」

~市議選への投票を!~

■選挙があることさえ知らない人がいた。コンビニの入り口で若者たち3人の会話。「なんか車が走りよるが、あれはなんかいの」「選挙じゃあないんか」「ほんとか?誰が出とるか知らんし」「くじで決めたらええんじゃろう」「金かからんしの」特別変わった若者3人ではない。

■以前、新人の市議が訪ねてきた。「どんな活動をしたらいいですかね?」と。「とにかく、会う人に必ず何か困ったことないですかと聞きなさい」とアドバイスした。市民の悩みや、課題を知ることが市議の活動の第一歩ではないかと話した。解決するために役所に出向き、どこに聞けばよいのか、どんな法律があるのか、どんな矛盾が起こっているのか、勉強することが入り口だ。

■行政は申告、申請制度で成り立っている。ほとんどが市のホームページを見て下さいだ。課題が生じたとき、自ら解決策を見つけ処理できる人がどれだけいるだろうか。市議の果たすべき役割も多い。老人福祉から若者定住、子育ての問題など、市政の取り組むべき課題は膨大だ。

■市議の役割は何か。行政官と最も違うのは選挙で選ばれた公人であることだ。市民から負託を受けた「公選公務員」だ。市政調査権もある。だから、年間700万円前後の税金が費やされる。単なる就職活動とはわけが違う。市政のプロとして問題解決にあたることができる人材と思って投票するのだ。選挙公報や「日刊新周南」の候補者アンケートなどでしか候補者の人物が見えない。今回は判断材料が乏しい。

■いびつな選挙戦しかできない市議選になったが、候補者の選別は誠に難しい。地縁、血縁が多い候補ほど優位な選挙になった。新人候補者には苦しい戦いだ。ポスター掲示板の前で、じっとたたずんで丁寧にポスターを見ている年配の女性の姿が目に焼き付く。

■今回は各候補者が街宣車から降りて、どんな周南市を思い描いているか、何を市議としてやりたいのか、熱い心情を語って欲しいものだ。材料が足りないかもしれないが、市民一人一人の投票で向こう4年間の議会の有様が決まっていく。何としても投票に行って欲しい。切実な願いだ。


(中島 

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