2026年06月25日(木)

コラム「一言進言」

消滅しそうな舞台芸術

~何とか演奏会をできないか~

■「もう廃業するしかない」イベント関係業者のうめきは、声に抑揚さえ失った、棒読みのようなその台詞は重い。田舎でコツコツとイベントの裏方をこなし、舞台の袖で、出演者がどうしたら引き立つか、光のあて具合、音の響き方、田舎だからと妥協を一切せずに舞台を作り上げてきた。もう4カ月仕事がない。これから先秋まで1件も予定が入らない。

■街のバーで開催されていたジャズなどのライブも皆無になった。全国のお店やライブハウスで活動している数えきれない数のアーティストたちも、出番が全くなくなった。彼、彼女らはいったいどうやって生きているのだろうか。ささやかな出演料で、全国のコアなフアン相手に楽しませてくれたアーティストたちはどうしているのだろうか。

■ユーチューブで配信している人たちは、世界中で一体どれくらいいるのか。何千万人、いや何億人になるだろう。生の音楽を取り上げたコロナは、人々の生活にどんな影響を与えているのか想像できない。せめて、再開された学校で、密にならないようにしながら演奏会などを開けないものか。政府も文化的なものにもう少しお金を使えないものか。

■観光業界も大切だ、飲食業界も大切だが、文化を守ることも同じように大切だ。先日、三味線メーカーが製造を止めると報道があった。ギターメーカーも遅かれ早かれ淘汰されるだろう。ささやかでも良い。せっかく宣言解除されたのだから、少しばかりの出演料を補助してでも生の音楽が楽しめることはできないか。

■観客は多くは望めない。しかし、舞台を創るにはお金がかかる。いくばくか補助をして、せめて学生たちにでも良い音楽を提供できないか。美術館は再開した。今度は音楽だ。舞台アートの世界が壊滅的にならないうちに、地方でもできることはあるはずだ。音響も、照明も業者がいなくなると大変だ。知恵と工夫で乗りこえられる。


(中島 

LINEで送る
一覧に戻る
今日の紙面
ピアレックス

遺品整理でお困りではないですか?県内出張見積は無料!不動産売却や空き家じまい(解体)もお気軽にお問い合わせください。

サマンサジャパン

来院者の方へもっと目配り、気配りをしたい。物品の補充や搬送に時間を取られる・・・
サマンサジャパンでは医療従事者の方がより医療に専念できるよう、コンシェルジュ、受付、看護助手、清掃、設備など様々な業務を行っています。

周南公立大学

2024年春、周南公立大学は新学部学科を開設しました。経済経営学部(経済経営学科)、人間健康科学部(スポーツ健康科学科・看護学科・福祉学科)、情報科学部(情報科学科)の3学部5学科体制となりました。大学の活動や入試情報も随時公開中!

株式会社トクヤマ

トクヤマは、電子材料・ライフサイエンス・環境事業・化成品・セメントの各分野で、もっと幸せな未来をつくる価値創造型企業です。