2026年04月29日(水)

コラム「一言進言」

女性の活躍増やす計画を

~総合戦略見て~

■ 地方創生の単語をめっきり聞かなくなった。地方が元気がなくなると日本も元気がなくなると、大層な取り組みをするかと思っていたが、ちょこまかとお金を配り、大して地方は変わることはできなかった。相変わらず少子化の波は止まることを知らず、東京一極集中は止まる気配もない。

■ この度、周南市では「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」案を作り、議会でも議論された。よくできた案で、教科書的なプランだ。目標数値もちゃんと入り、文言もしっかりしている。そのまま他市が使っても使えるような模範的な案だ。最大の課題は人口減少だと最初に訴えているのも納得できた。

■ 従来のプランとの大きな違いはどこかなと見ていたら、藤井市長らしさが出ていたのが徳山大学公立化だった。また別冊で「人口ビジョン」も出されている。若者定住や、子育て支援など重要な課題はしっかり押さえている。しかし、女性の転出は他市に比べても相当多いとある。

■ 全国で人口減少を何とか食い止めたり、むしろ増やしている市町村も数は少ないがある。出生率も全国ランキングで上位を獲得する市町村もある。それは何故か。市職員への暴言で一躍有名になった明石市の市長は、定住者も増やし、子どもも増やすなど精力的な人物だったようで、出直し選挙で圧勝した。

■ 近畿のある市は、人口は増やし、定住希望者も多く、ボランティアの数が群を抜いて多い。市長は「自治体職員は地域のプロデューサーであれ」と市職員を積極的に地域活動に参加させ、地域のリーダー作りに熱心で、大きな成果を上げている。岡山県のある町は、若者定住が進み、出生率も全国でトップクラスだ。町営の勤労者住宅を増やしたが、若者夫婦が共稼ぎできるように、必ず車2台分の駐車場を完備、子育てしやすいように3DKの広いスペースを確保した。

■ いずれも手厚い子育て支援があるのは当然だ。各市町村でこの種の計画案は作られる。個性的なリーダーは、自分の色をどう出すかに腐心する。私が調べた範囲では、成果を少しでも上げているところのリーダーは総じて職員へ厳しい人物が多いようだ。職員に求めるものが明確だ。私の感覚だが、女性の流出が多い周南地区では、女性が活躍できる場面をどう増やせるかが鍵になるかも知れない。そして具体的なプランだ。

(中島 

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