2026年04月25日(土)

コラム「一言進言」

県庁マンは県民を向いて

~知事を守ることだけか?~

山口県の副知事が先の衆院選で特定の候補者の後援会の入会申込書を配ったことが辞任まで発展した。正直まだこんなことしていたのかと驚きより落胆が大きかった。昔は私もよく県庁に出向いていた。官官接待も終わりごろだったが、宴会も多かった。河村建夫前衆院議員が県議の最後ごろだったが、気配りの良さに感心していた。後に国会議員になって、それなりに重宝されたのがわかる気がした。

そのころも県庁マンの目は知事にしか向いてなかった。県民を守ると言うより、発想は知事を守ることがはるかに重要に見えた。だからか県議には異常に気を使っていた。「先生」「先生」と持ち上げ、新人県議にも気配りは尋常ではなかった。県議になると気配りの嵐で、なんだか自分が偉くなったと思い込まざるを得ないような状態になる。

今でもそうだが、中小企業にとって支援策は県庁が中心だ。私は光市から旧新南陽市の中小企業の社長たちに集まっていただいて、県との交流会を作った。「木鶏の会」と題した会は、商工労働部の部長始め県庁マンを呼んで勉強会を開いていた。年末には当時の二井関成知事も参加し、忘年会も兼ねた会も開いていた。夜は二井知事と肩を組んでみんなで楽しんだ。

それが3年目ごろから県庁マンは知事と民間人との懇談を嫌がるようになり、何かと理由をつけて参加させないようになった。その前の平井龍知事は「天皇」と呼ばれるような存在に持ち上げられていたが、同じように一般的な県民との接触を遠ざけるようになった。相手にするのは県議と報道関係者に絞り込んで行った。

わが社が県政に批判的なことを書くと、当時の副知事はわが社に飛んで来ていた。経営が苦しくて県庁内の記者クラブに常駐者を置けなくなったことも一因だが、県政を見守る体制が緩くなって、県政の問題点を書くことが少なくなった。今回、県が威張って発表した不安な人への無料のコロナ検査を拡大し、県内各地に検査所を開設した施策で、受け付けるのは1日5人だけというていたらくを記事にしたが、県議も動かずそのままだ。

周南市にある県周南総合庁舎内に県民局というのがある。存在そのものも知る市民は数えるほどだろう。一体何をするところかもわからない。知事選が真っ盛りだが、新知事には県政と県民をどうつなぐか真剣に考えて欲しいものだ。知事を孤高の存在にしないことだ。県議の先生方にも検査が受けられない現状など、県に働きかける活動をお願いしたい。

(中島 

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