2026年06月24日(水)

コラム「一言進言」

心の闇を開けるのは誰?

〜安倍元首相を追悼する〜

まずは安倍晋三元首相のご冥福を心からお祈りいたします。東日本大震災以来の大きな衝撃を受けた出来事だった。国家の要人を狙った事件は私の記憶の中では、ずいぶん昔の浅沼稲次郎さん以来の事件だった。何という世の中になったのかと、まずは感じた。

過激派に属していそうでもない、ごく普通の人間の凶行に恐怖すら感じた。最近の世の中は確かにおかしい。世の中はITやDXなど先進的な科学がはんらんし、確かに文明は大きく進化してきたが、ウクライナやアメリカの政争を見ていると、人類が進化してきたとは思えない。

最近の国内の事件も説明できないことが多い。「殺すのは誰でもよかった」「むしゃくしゃしていたから」と、なぜかを解明できない事件が多すぎる。高名な心理学者もお手上げだ。ほとんどの犯人は他人との接点を持たず、孤立しているように聞く。一人閉じこもり、自分の心の闇の中でしか生きられないのだろうか。

それは我が国でも急増している自殺者の多さも、シグナルかも知れない。周囲の人たちと相談できない。家族、友だちとも心を開けない。そんな人が相当増えているのかもしれない。心の闇に閉ざされて、向かう先が自分か、他人かの違いなのかもしれない。

日本中が他人へ関心を持つことを止めてきた。プライバシーを守ることが一番で、他人との関わりを極力避けてきたのではないか。都会で暮らすのは、まわりを気にせず楽だ。一方で寂しさも一段と増す。そのバランスが難しい。田舎では常に隣近所の目を意識している。最近は田舎でも個人情報保護を盾に素性がわからないケースが多くなった。

どうしたら正解か、わからない。今や世界中の指導者同士だって仲良くできなくなった。文明は発達したのに、心はむしろ後退しているようでもある。ネットが世界中に普及しても、家族に優しく、友達に優しくの気持ちは普及しない。今回のような犯罪者を産み出さないようにするにはどうしたらいいか、とてつもない課題を押し当てられた。キリスト教や仏教界の出番か?

(中島 

LINEで送る
一覧に戻る
今日の紙面
出光興産

出光興産徳山事業所は、エネルギーと素材の安定供給を通じて産業や暮らしを支えています。環境負荷低減や安全操業に取り組み、地域とともに持続可能な社会の実現に貢献していきます。

西京銀行

【取扱期間 2026年4月1日~2026年9月30日まで】お預け金額10万円以上。手続き不要!さいきょう定期預金の金利で満期後自動継続。詳細は西京銀行までお気軽にお問い合わせください。

東ソー

東ソーが生み出す多種多様な製品は、社会インフラや耐久消費財など人々の生活に役立つさまざまな最終製品に使われています。総合化学メーカーだからこそできる、化学の革新を通して持続可能な社会に貢献していきます。

サマンサジャパン

来院者の方へもっと目配り、気配りをしたい。物品の補充や搬送に時間を取られる・・・
サマンサジャパンでは医療従事者の方がより医療に専念できるよう、コンシェルジュ、受付、看護助手、清掃、設備など様々な業務を行っています。