2026年01月30日(金)

コラム・エッセイ

No.2 日本共産党はなくなったらいい政党なのか

独善・独言

 維新馬場代表が表記の発言をした。私も日本共産党(以下同党)の主張の多くに違和感をいだく者だが、この馬場発言には同調できない。

 組織のなかで何か立案しようとする時、必ず反論する人がいる。あらかじめ彼の反論を超える理屈を用意しておくし、たまには妥協する。煩わしいけれど、議論の過程で当初の案は、よりまともなものに進化する。私も「新聞赤旗」を読んで、同党の違った視点に学ばされたことが何度かある。心ある国会議員は目を通していると思う。

 同党は為政者からみれば、面倒な存在であっても、なくてはならない牽制機能を果たしてはいないか。さらに、地方議員が2,800人近くいて、無視できない勢力を保持している事実もある。馬場代表の意見には同調できない。

 もうひとつの馬場発言、「同党は破壊防止法に基づく政府の調査対象団体」という何度も繰り返されてきた非難。創設時の理念や、綱れ領うんぬんと言っても、若い世代にはとても理解できまい。

 警察庁が多額のコストでもって監察をしているらしいが、暴力革命を起こしそうな可能性は他の団体にありはしないか。

 同党は衰退しているという。党員は減少して、「新聞赤旗」は発行部数を減らしてきているというが・・・政党に限らず多くの団体は構成員を減らし高齢化してしているし、今日、発行部数を増やしてしているという全国新聞は聞いたことがない。

 党の盛衰を明確に示す数値として、参議院比例区(80年以前は全国区)の得票数を参考にしたい。

 A表は過去5回の選挙結果であるが(15年ごと60年間)得票数にそんなに大きい変動がない。

 むしろ目をむけるべきは永年の変動のなさにないか。60年前から議席数が伸びていない。この停滞状況を打破する意欲があるのか、否、活動は現在の組織体を堅持する、主義や理念を死守することを第一義にし、議席の伸長は後回しにしているのではないかと疑ってしまう停滞ぶりである。

 最近の騒動、「党首公選制」を訴えた党員の除名→朝日新聞ほかの批判→志位党首の反論→長崎新聞への抗議に関わる赤旗紙上での自己批判・・・この流れは、これまで以上に党のひとりよがりや、閉鎖性を顕在化させてはいないか。

 党員が皆同じ主張をすることに違和感がある、方針を決定するまでの道筋がみえてこない、選挙なしで同じ党首が永年続く。

 独自の理念を頑なに守ることから、比例区の当選者を二桁に増やすことのできるような、バランスある党に脱皮して欲しいと思う。

・・・がどうでしょうか。

講演請負業 阿武一治 kazuharu.anno@gmail.com

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