コラム・エッセイ
No.14 野球考1 栗山監督、ヌートバー、慶応高校にイラつくのは私だけか
独善・独言今年の野球シーズンが終わって納得がいかないできごとをいくつかあげたい。ひがみ根性だとの指摘は覚悟の上で…。
栗山監督がもてはやされている。しかし、彼は何をしたのだろうかと首をかしげている。㊀あの村上を打たせた場面、監督の7割は打つことを選択するのではなかろうか。㊁大谷は監督が栗山でなけれ不参加だったのか。㊂ヌートバーを招いたことはそれほど的を得たことであったのか。㊃投手のローテンションは本来投手コーチ案を追認するもの。また、どの順番で出してもあれだけのメンバーであれば成否に大差なし・・・等々は酷評が過ぎるか。
A表はこの20年間で複数回数優勝した監督一覧。2度優勝することはそれだけで有能監督と評価することができる。しかし、栗山はその12人のなかでは通算勝率も優勝回数比率でも最低でしかない。それでも世間は栗山を名監督と持ち上げるのか。
次はヌートバー。B表、現役トップ外野手近本との比較。日米の野球の力量はほぼ同一と考えれば、明らかに近本が上。(同一根拠→㊀WBCの勝利だけではない、㊁大谷ほかのMLBでの躍進、㊂近年日本の野球界で外国人選手の圧倒的な実績が見られないこと。バースやブーマはいなくなった)。もてはやされたファインプレーは野球経験者の多くは俺でもできると云うレベルのもの。予選のチェコ戦などでは活躍したが、肝心の準決勝、決勝は7打数無安打でしかなかった。それより、なんだあのパフォーマンスは。私なら“足の近本”“クレバー近本”“リーダーシップ近本”を選ぶ。
三つめは慶応高校。エンジョイベースボールでつかんだ優勝→悲壮感がない→自由な髪形→自由な校風、さらに、大学へエスカレート進学、そしてあの“陸の王者ケイオウ”・・・今年の夏はなぜかイラついた。なかでも、全国から集まった余裕のリタイア生活を送るOBたちが、昼は肩を組み大声で応援し、夜はミナト神戸を見下ろすしゃれたホテルで祝杯をあげている姿を想像すると…。
以上3題、狭い心、ひがみやねたみ、あまのじゃく…イラつくのは自らの器のせいであることは判ってはいるのだが。
もうひとつ大谷選手。二刀流は大したものだと素直に認めている。投手が二ケタ盗塁をすることにも目をみはる思い。しかし、投も打もそれぞれの成績はあれだけ騒がれる価値があるかとそっぽを向いてきた。ところが本塁打王である。パワー勝負の本塁打王である。日本人がである。さらに、WBCでみせたケレンミのないリーダーシップは、私のあまのじゃく視点、ひがみ根性を吹き飛ばしてくれたのである。
…どうでしょうか。
講演請負業 阿武一治 kazuharu.anno@gmail.com
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