コラム・エッセイ
No.16 今年気になった発言… 宮澤議員にも林日大理事長にも負けるなと云いたい
独善・独言今年中の発言で気なったことをいくらか。
❶は蓮舫参院議員のいかにも蓮舫的、あるいは立憲民主党的発言と悲しくなった。
私なら…『宮澤氏の行為は、組織への義理、発言後の世間の受けとめ方への不安、そして自分の信念を貫きたいという矜持…これらと葛藤したのちのものでありましょう。この勇気ある発言を契機に、清和会の若手議員が派閥のしがらみを乗り越えて真実を語り始めることを期待します』と。
宮澤代議士をネットで調べた。東大法学部卒としては普通でない来歴をもつ。小学校まで徒歩1時間の山村に育つ。中学時代、戦没者の遺品をみて政治家を志す。定職持たず、青年団活動を通じて仲間をつくり、市議会議員を経て衆議院議員に…世襲議員とは比較にならないたたき上げである。
発言後の世間の評価は想定した最悪レベルで批判の的になっているが、私は彼の“矜持”というものを信じたい。よくぞ…。
それにしても蓮舫議員の“醜い”発言にはいつもどおりの度量のなさを感じてしまう。
林日大理事長の経営者としての資質に関しては前稿でも触れた。今度は❷この発言である。トップは苦手なものがあってはいけない。誰しも苦手なものはあるが、苦手なものをカバーする取り巻きを配置してこそ組織のトップである。岸田首相が「この分野は勉強不足で…」などと答弁することはありえない。このような人物に“火中の栗”は拾えない。従業員7千人の組織にふさわしい人物に交代すべきだと…そう思ってしまう。
しかし、変化の兆しもみえる。前任の相撲部出身の田中理事長に代表されるようにこの大学はスポーツ部OBに牛耳られてきたと聞く。林理事長は『日大を変える大きな柱は競技スポーツである』と宣言し踏み込みをみせた。
日大は年間90億円という政府からの補助金を3年間交付されていない。それは、当然の帰結として7万人余りのスポーツ部とは無縁の学生の負担増になる。大麻という劇薬でウミを一掃することができればと応援したくなる。
リニアには反対してきた。品川と名古屋間を50分短縮…なぜそこまで急ぐのか。巨額な建設費は今はJR東海の負担であるが将来国鉄清算事業団のように政府が尻ぬぐいする事態にならないか…の2点が理由。しかし、ここに至れば普通の感覚で早期の完成を望む。
そんななかで川勝静岡県知事のゴネ様はひどい。水の問題が有識者の意見によって一応の決着をみた後も「国交省が認可した時点と事情が違ってきた❸」と工事取りやめを主張している。スタートしている国家事業である。今中止する、あるいは遅滞する損害は計り知れない。安芸高田市長に共通した、自己主張一辺倒のバランスを欠く政治家だと否定したい。
最後はやはり大谷翔平になる。『大谷のドジャースでの活躍を米国中が期待していることなどない。野球はそれほど人気のスポーツではないし、応援するのは地元民に限る』とい訳知り解説を聞いた。しかし、それでも大谷にはケチがつけられない。❹の発言はプレー以上の価値がありはしないか。
『翔平で 明け翔平で 暮れた年』(よみうり川柳より)…同感。
…どうでしょうか。
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