2026年06月25日(木)

コラム・エッセイ

№40 地方自治考4・下松市の市長選挙の投票率をどうみるか…人口移動率か若者率か争点か

独善・独言

 本紙「一言進言」に下松市長選の投票率が期待していた50%を大きく割ったことが嘆かれていた。要因は何か…自分なりにアプローチしてみた。

 A表は投票率を左右すると思われる5つの要因を、投票率を押し下げる順に1位、2位と並べて比較してみたもの。

 ㋑の他所からの移入率。Uターン等単純ではない面もあるが、市民の入れ替わりが激しければ自然と市政への関心は薄くなるとみたが…移入率と投票率は下関市の異常値を筆頭に整合していない。

 ㋺は先祖伝来、当地に住んでいる人数の割合が高ければ選挙での投票率も高くなると踏んだが、絶対的に整合しているわけでもない。

 ㋩は若い人が多いほど投票率が低下するとみたが、投票率順位と大幅にかい離している市もありこれも不一致。

 ㋥は住みよい→市政に満足→関心が薄いとみて取り上げてみたが、これも一致率が低く主要要因に推せない。

 結局は㋭の次点候補と厳しい戦い→この選挙本来であろう争点こそ投票率に直結していることがその差が最も少ないことで判る。

 一方、5つの要因を総合した㋬の順位をみれば、実際の投票率順位との差が4以上の差があるのは下関市と下松市のみ。上位4位と下位3位はほぼ整合しており…これらの5つの要素が混合して投票率を決定するという見方もできよう。

 そのように考えてくると比較上、移動率が高い、農林漁業従事者が少ない、平均年齢が低く、住みよいとみられる下松市の今回の投票率は健闘している順位にあるといえるか。

 それでもB表、その下松市の投票率が20年前比較で30%も低下したこと、その低下幅が全国11市中一番であることをみるにつけ、この街はこの20年どう変わってきたのかと考え込んでしまう。

 5月の周南市議選はあれほどの数の立候補者があったにも関わらず投票率は50%切れ。さあ、光市の選挙はどうなる。

…どうでしょうか。


講演請負業 阿武一治 kazuharu.anno@gmail.com

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